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2026/05/26

猫を捨てられかけた話

先日、怪我をした猫を診察に連れてきた人が、診察後に向かいのローソンの裏に猫を捨てていってた事件がありました。


発見されたのは帰ってから3時間くらいしてからでした。中にはうちの動物病院の診察券と渡したばかりの薬の袋が入っていました。


見つけたのは女子中学生で、猫を連れて「ピンポーン」とうちに来たらしいのです。

その時にいたのはダンナだけで、一瞬引き取ることも頭によぎったけれど、誰にも相談できなくてパニクって、警察に連れて行くように言ったらしいのです。


ダンナも年金をもらう年になっているので、今以上に猫の数が増えるのがとても精神的な負担になるようなのです。

あとで話を聞いた時には、19歳だし引き取って看取ってあげたら良かったのでは?と私も思いましたが、「拾った猫をあの病院に連れて行けば大丈夫。」と女子中学生に思われて広まるのも嫌で、結局引き取れませんでした。


夕方、警察から連絡があり、飼い主の住所などを聞かれました。

動物愛護法に違反ですから、事件になるかと思いきや、警察は飼い主に落とし物として届けるようでした。


次の日、その飼い主が現れて、「昨日警察が猫を連れて来たが、事情があって居留守を使ってたら帰ってしまい、猫がどこにいるかわからない。」と言いました。

私は警察の連絡先や保健所、動物管理センターの電話番号を教えてあげようとしたら、「自分では連絡するつもりはない、引き取ってほしい。」とのことでした。


その時の待合室は満員で、みんなが見ている前で引き取ると言うことも憚られ、「それは無理です。」と返事をせざるを得ませんでした。


飼い主は帰りました。

猫はどうなったかわかりません。

多分、殺処分になっている可能性が高いです。


私は猫を助けたかったですが、歳とって家族を養うためにアップアップしてるダンナを無視するわけにもいきません。

知り合いのボランティアさんにも頼めませんでした。負担を増やすわけにはいきません。


飼い主は何か向精神薬を飲んでいるのか、頭の回転が遅く、他に飼っている猫の名前も思い出せず、とても様子が変でした。昔はそんな子ではなかったらしいです。


あの時の猫ちゃん、ごめんなさい。

無理にでも助けたら良かったのにと、胸が痛みます。

私も、もうむやみに猫を助けられない年になったとわかってガックリです。


ちなみに猫を捨てた人は、診察中に私がその猫を「死んだルルちゃんに似てるー。」とか思って愛おしい目で見てたのを見逃さず、捨てていったと今となっては思います。

Img_1749

写真はルルちゃん

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