カワちゃん、ボンちゃん、シャルルの話
「乾いてたからカワちゃん」と命名されたカワちゃんは、現在11歳になるメス猫です。
早朝にうちの家の前に誰かに置いて行かれたようで、もう1匹「ぬれてたからヌレちゃん」と兄妹です。
そのカワちゃんは、少しシャイな猫で、仔猫の頃から人間にあまりベタベタするのが苦手のようでした。
もしかしたら、他にもたくさん猫がいたので気後れしていたのかもしれません。
そのカワちゃんが堂々と甘える瞬間がありました。
それは、ボンちゃんという8歳年上の人懐こい黒猫が、私の膝の上に来て甘える時なのでした。
ボンちゃんが私の膝の上に来るや否や、カワちゃんは私の膝の上にすっ飛んできて、ボンちゃんと一緒にゴロスリゴロスリと甘えるのです。
そのボンちゃんが、去年の9月に亡くなりました。すると、カワちゃんは全く甘えなくなり、「おいで」と呼んでも来ませんでした。ボンちゃんという媒介がないと甘えられないカワちゃんでした。
そのカワちゃんが、最近また甘えられるようになりました。
仔猫の頃にカワちゃんに厳しく躾をされて、カワちゃんのことを怖がっている、現在4歳になるシャルルという黒白猫のことをなぜかボンちゃんだと思っているかのように振る舞い始めたのです。
シャルルが私の膝に乗ると、カワちゃんがプルル〜といってやってきます。
一緒に膝の上に乗ってゴロゴロゴロゴロ。
シャルルは最初、とても戸惑っていました。ついこの前まで、シャルルがイタズラをしないか目を光らせて、少しでも変なことをしたら叱りにきた怖い「ロッテンマイヤーカワちゃん」が、急にそばに来て一緒に甘え始めたのですから。
私も驚きながらカワちゃんとシャルルを両手で撫でて可愛がっていたら、そのうちシャルルはカワちゃんのことを舐めてあげるようになりました。
シャルルっていい奴やなぁ〜と感慨しきりです。
もしかして、ボンちゃんがシャルルの背後霊になっているのではないかと思っている今日この頃です。
シャルル

ボンちゃんに甘えるカワちゃんと引きながら見ているシャルル
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