私を猫好きに導いた母と叔母たち
4歳くらいの時、お正月に、当時の母の実家に行った時、その家で飼っていた白猫がいたんです。
茶トラの野良猫に一目惚れして、尻尾を引っ張って我がものにしようとした事件の後、飼われている大人しい猫を見るのは生まれて初めてでした。
私が猫に興味を持っているのを見た母の弟妹たちが、代わる代わるやってきて、猫はそーっと触る方が喜ぶとか、喉を撫でるとゴロゴロいうとか、猫の可愛がり方を指南してくれたんです。
その一日ですっかり私は猫教にハマり、今ではこんな立派な猫の下僕になっているという有り様です。
でも、それで良かったなとしみじみ思うんです。
こんな世知辛い世の中で、猫がいなかったらどんなにつまらない人生を送っていたか。
富山に嫁に行っていた数年間は猫無し生活でした。里帰り出産などで実家に帰ると愛しのフラウボウがいて、正直言って婚家に帰るのが嫌でした。
私は猫がいないと生きられない。
富山で元夫の心が離れて一人ぼっちでいた時も、小さな息子がいるとはいえ、寂しくてたまりませんでした。そんな時に息子と二人で訪れた浜辺で袋詰めにされて捨てられていた仔猫を見つけた時は、生き返った心地がしました。
私は人生のピンチの時に、猫に助けてもらって生き延びてきたのではなかろうか?そんなことさえ思ってしまいます。
子供だった私に、まだ独身だった叔父や叔母たちが、優しくしてくれたことも、今となっては心温かくなる思い出です。
みんな、ありがとう。
本当にありがとう。


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