モノクロの世界で生きる
小学校6年の3学期以降、世の中の色がモノクロに変わった気がする。
転校先のクラスメイトが、今までいた小学校の友達と比べて、大人のように心が汚れていたというのが大きかったかもしれない。
そこから抜け出そうと、色々もがいてきた気もする。
新しい音楽、新しい景色、新しい仕事、などなど。
新しいものに巡り合うと、しばらくはモノクロから薄い色がつくけど、しばらくするとまた色褪せてしまう。
そんな若い頃だったかも知れない。
高校生の頃に、一瞬でも色がつく方法があって、「今この瞬間だけを感じる」という技だった。
学校に生えている楠の葉が、風で揺れている光と音とか、猫を撫でながらゴロゴロを聞くとか。
思えば、楠も猫も、いつでも今しか生きていない。
過去のことや未来のことで悩まない。(たぶん)
人間だけが自分自身の欲望や、過去や未来のことで悩んでいた。
だから、今を生きるものたちと触れ合うことで、一瞬、幸せになれたのだと思う。
そんな私が、なるべく明るく生きるのために開発してきたことがあるのです。
それは、祖母もやっていた「笑いに導く」ということの簡単バージョンで、「替え歌を即興で歌う」とか、「歌をひょうきんに歌う」というもので、アルプスの少女ハイジのアニメに出てきた「ひとりぼっちの羊飼い」のワンフレーズを「ひっとりぼっちのひっつじかーい、レリホホレリホホレリホ〜」と歌い続けたりすることでした。
後に、Apple Musicでペギー葉山さんが歌ってるのを発見し、「レイヨロレイヨロレイホー」だったということを知り、私の何十年間は何だったのかとまた笑ったりして。
小学校6年の3学期にモノクロに変わった景色は、「猫がいてくれたら大丈夫」になりましたが、それでも都会に住んでいると、人間の強欲の被害に遭っている動植物を見てしまったりして、この地球に居場所無い感ハンパないのですが、とりあえず、猫のために少しでも長生きして守ってあげたいと思っています。
ひっとりぼっちのひっつじかーい、レイヨロレイヨロレイホー!




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