高岡先生の話
私が子供の頃にお世話になっていた内科の先生で、高岡先生という方がいました。
近所の市場の向かいにある小さな内科医院で、私が風呂屋でひきつけを起こした時も、原因不明の熱と発疹が1ヶ月も続いた時も、この先生にお世話になりました。
小学校の6年生頃にインフルエンザの集団接種があって、その時に久しぶりに高岡先生と会いました。
先生は学校にインフルエンザのワクチンを打つために来ていたのでした。
高岡先生は私を見るなり、「この子にはせんほうがええんちゃうかなぁ。」と言いました。
そばにいた看護婦さんが「大丈夫大丈夫!」と言って、私は並ばされて注射をされてしまいました。
その日の夜に案の定、高熱が出て、そのままインフルエンザに罹りました。
子供の頃に高熱と発疹が出たのは、当時は原因不明でしたが、後になって「川崎病」というのが発見されて、それは言わば自己免疫系の病気であることが新聞で報じられて、おそらく後から高岡先生も知ったのだと思います。
川崎病は今も原因不明のようです。
あの時に高岡先生が私のことを案じてくれたことを、私は一生忘れません。
あの後も中学の3年間、インフルエンザの注射をするたびにインフルエンザに罹り、私は免疫が暴走しやすい身体なのだと知ることができました。
今も、ストレスや怒りを溜め込むと、乾癬のような症状が出そうになり、「危ない危ない。」と思って怒らないようにしたり休みをとったり環境を改善していってます。
正直、子供の頃から、この世界に生まれて来たくなかったと思っている子供で、どうしたら病気になって早く死ねるかということばかり画策していたのです。
そんな鬱な子供が、今は脳天気に生き延びています。
その生き延びる方法を、また次回に書いてみたいと思います。




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