未来の自分が過去の自分を応援する話
まだ20代後半の頃の話。
当時の夫の仕事上の知り合い家族と共にスキーに行くことになりました。
その時に、相手家族の幼稚園児が不思議なことを言うのです。
「このおばちゃん、奥さんじゃないよ。」って。
相手家族さんは、「シーッ、言っちゃダメ。」とか言ってました。
なんで幼稚園児がそんなことを言うのか不思議でしたが、その後すぐに答えはやってきました。
夫のバンド仲間とまたスキーに行くことになり、私も息子を連れて参加しました。
そうしたら、バンドのボーカルの女の子と夫のスキーウェアがお揃いでした。
ということは、その彼女は仕事上の知り合い家族とも夫と一緒に会ったことがあり、子供の目で見たら当然夫婦に見えていたということになるのでした。
それまでも、私が実家に帰っている間に、女の人が家に上がり込んでいる気がしていました。戻った後にお風呂を掃除したら長い長い髪の毛が排水溝に溜まってました。私はワンレングスのショートヘアでした。
夫のセーターに長い毛が付いていたりして、私は自分を誤魔化すために髪の毛を伸ばしてみたりしたものです。
夫に聞いても絶対に付き合っていないと言うばかりですし、当時は防犯カメラも車載カメラもないですから証拠がなく、私の妄想ということになってました。
そんなこんなで、私の20代後半の人生は真っ暗闇でした。
大阪から遠く離れて嫁に来て、友達もほとんどいないのに、頼りの夫は他に彼女がいるのです。息子のために自分はしっかりしないといけないのに、悲しくて悲しくて、いつも泣きそうな気分で生きてました。
そんな環境だったのと、小学校に馴染めず息子が不登校になったことをキッカケに、バッサリと辛抱して生きるのを切り捨てて、大阪に戻ってきました。
大阪のマンションの隣の駐車場で、夕方に太極拳をしながら空を見上げていると、空の彼方から自分を誰かが応援してくれているような気がしました。
それまでもずっと誰かが応援している気はしていたのですが、その時はとてもハッキリと感じたのでした。
今思うと、それは未来の自分ではないかと思えます。当時はスピリチュアルにハマってたから、プレアデス星人が応援してくれているのかな?とか思ってましたが。
今、優しい家族と犬猫に囲まれて幸せに暮らしながら、たまに昔の悲しかった過去を思い出します。悲しい記憶が蘇ると、私は過去の若い自分に、「頑張りや~、最後は笑う時が来るから~」と念を送ります。
念は、時空を超えて、きっと届いていたのだろうと思えるのです。


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