殺し屋ミッチョン
昔、人から預かったミポリンが生んだ子でミッチョンという猫がいました。
職場に毎年15匹くらいずつ仔猫が捨てられて、里親に出せなかった猫が家に溢れかえる環境で、神経質なミッチョンは、だんだんと下痢の症状が出てきて、食べても食べても治らないということになりました。
検査をしても原因がわからなくて、当時は良いフードも無くて、ミッチョンはだんだんとやせ細っていってました。
そんなある日、腎不全で明日をもしれぬビーナスという猫が、大きなうめき声を出すので見に行くと、ミッチョンがビーナスの喉元に噛みついていて、ビーナスは息も絶え絶えになっていたのでした。
ビーナスはそのまま死んでしまいました。
事を終えたミッチョンが、何やら目をギラギラさせて息も荒く、大興奮の様子でしたが、その後3日間くらい、下痢が治ったのです。
フードを食べても栄養が吸収されて楽になった様子でした。
興奮して交感神経が刺激され、副腎皮質ホルモンが出ると症状が緩和されることから、ミッチョンは自己免疫が腸を攻撃して起こる腸炎なのだと思うようになりましたが、ステロイドを投与しても症状は治りませんでした。
そのうちミッチョンは、高齢だったり病気で寝ている猫の口の匂いを嗅いで回るようになりました。まるで、次の獲物を探しているみたいでした。
その様子から、ミッチョンは「殺し屋ミッチョン」というあだ名がついてしまいました。
話変わりますが、先日、狩ガール議員がフェイスブックで狩った熊を逆さ吊りにした横で白目をむいて、「オイニー大興奮!」とかいうハッシュタグとともに掲載していたということで、炎上していました。
オイニーとは、美味しい匂いということらしいのですが、彼女をみてミッチョンを思い出しました。
命を育むはずの女性が、オイニー大興奮するのは、もしかしてミッチョンのように大興奮した後に何か病気が一時治って楽になるからではないかと…
ミッチョンは、結局、何をしても何を食べてもダメで、やせ細って死んでいきました。まだ若かったから、自分がなぜこんなに動けないのかわからないという顔で死んでいきました。
生まれ変わったら、こんな病気にならないで、健康に幸せに生きていってほしいです。
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