耳カット事始めの話
今から10年ちょっとくらい前は、耳カットはまだメジャーな感じではなく、誰も知らなくて、私たちも「そんなん耳カットなんか可哀想やんか。」と言っていたのです。
けれど、野良猫の避妊手術をする人が増えて、避妊済みのメス猫が捕獲されたら、避妊済みの印がないので、お腹を開けて調べないといけないことが何度もあり、「耳カットしてなかったら、可哀想やでぇー。」と言うようになりました。
それで、耳カットをしていこうということになりましたが、やり方がわかりません。ボランティアさんに聞くと、白鷺犬猫病院の院長先生ができるということを聞きました。
それで、白鷺犬猫病院の院長先生とは一面識も無かったのですが、電話をかけて、教えて頂けないかとお願いしました。
院長先生は快諾されて、やり方を電話で教えて下さいました。そのやり方をずっと今まで続けています。
白鷺犬猫病院の院長先生には、頭が上がりません。足を向けて寝られないと書こうとしたら、私は北枕で寝ていて、しっかり足が白鷺方面に向いていました。
私たちも、後から付いてくる若い人たちに、自分たちのやり方を伝えていかないといけないなぁと、思います。
白鷺犬猫病院の院長先生から教わった方法を、ここに記録しておきたいと思います。
耳はリンゲル液で湿らせたガーゼにイソジンスクラブをつけて、泡を立てて汚れを落とし、綺麗になったら泡を取り除く。
耳の下にガーゼを二つ折りにして敷き、さらにイソジンの消毒液を裏表かけて消毒する。
滅菌済みの眼科剪刀で耳先を90°の角度でカットする。(深くし過ぎないこと)
※眼科剪刀は、不要になったドレープをハンカチ大に切り、それに包んでオートクレーブに器具と一緒に入れて滅菌しておくと便利です。
クイックストップという血止めの粉をかけて、二つ折りにしたガーゼを挟み込み、洗濯バサミで留めておく。
避妊去勢後に、洗濯バサミを外し、イソプロピルアルコールを浸ませたガーゼでクイックストップとイソジン消毒液を、そっと落とす。(強くすると出血することがある)
以上。
血を止めるのに、焼きごてを使う先生もいるらしいと最近知りましたが、ちょっと怖くて使ったことはありません。今のやり方が気に入っています。
耳カットがわからなくて、野良猫の避妊去勢を断っている若い先生がもしもいたら、参考にして下さい。
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