ココちゃんのこと
ココちゃんは12年前に、独り暮らしのおじいさんにもらってもらった黒猫です。
姉妹4匹で捨てられていて、黒が3匹とキジが1匹。
そのうちの黒の1匹がココちゃんでした。
他の姉妹たちは、こわがりで、顔もブサ可愛ぞろい、ココちゃんだけが人懐こくて美人だったのです。
家では、先に捨てられていた仔猫たちがパルボ地獄になっていて、とても連れて帰れる状況になくて、仕方なく動物病院の広めのケージの中に4匹まとめて保護していたのでした。
4匹とも、広いところで歩いたことがなくて、ブサ可愛なので里親サイトの反響もなくて、どうなるのかと思っていたところに、奥さんに先立たれて、飼っていた猫にも先立たれたおじいさんが、寂しいから猫を譲ってほしいと言ってきたのが、ココちゃんとおじいさんとの出会いでした。
当時、68歳と聞いたような記憶があるのです。私の心の中で、「80歳まであと12年かぁ。もつかなぁ。」と思ったような気がします。
奥さんに先立たれるだけでも寂しいのに、1匹残った猫にまで先立たれたおじいさんの寂しさを考えると可哀想で、「いざという時は引き取ったげたらええやん。」とダンナが言うので、猫だらけの家に連れて帰るよりはマシだし、もらってもらったのでした。
案の定、12歳で戻ってくることになったけれど、家の猫の数が一番多い時期を、お嬢様暮らしができたわけで、おじいさんに感謝です。
ココちゃんは、ピンクのリボンと、ピンクのドレスが似合いそうな、本当に可愛い猫に育ちました。きっと、おじいさんが、蝶よ花よと育てたのだと思います。
家に連れて帰った当初は、何も食べてくれなくて、本当に心配しましたが、今、グルメなカリカリは食べてくれるようになりました。
ちょっと一安心です。
貰い手のなかった三匹は、結局、家に連れて帰ったので、ストレスから長生きができませんでした。去年、キジPという姉妹猫が、最後に亡くなったところでした。
キジPが亡くなって、ココちゃんはどうしてるかなと思っていたら、こんなことになりました。
ココちゃんには、長生きしてもらいたいです。
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