不倫の話
私が若い頃、「不倫」ということが流行り始めました。
♪もしも願いが〜叶ったら〜♪で始まるドラマ「金曜日の妻たちへ」だったかな?とか、「Age35恋しくて」とか「失楽園」とか。
それで、ドラマを観た普通の人たちの間にも、不倫に対する垣根が低くなって、どんどんモラルが低下していったように思います。
妻帯者を誘って遊ぶのは、「友達なんだからイイじゃない」的な感覚で、女性の方からアプローチをかけることも抵抗がなくなってしまいました。
世間もみんなそうなんだし、誘われたら断りにくいし、仕事の関係でもあるのだから、ここは一丁、誘われておくか?みたいな。
でも、子守をしながら夫の帰りを待つ妻の不安な気持ちを思いやれる心があるのなら、その誘いは断らないといけないと思います。
原始共産社会またはアガルタ的超未来社会にならない限り、どちらかが家庭に縛られている状態で、男女間の友情を主張して一人で遊びに出かけるのは、ダメなんじゃないかな?と、私は思います。
再婚してすぐの頃、独身気分の抜けないダンナが、女性3人組に誘われて飲みに行ったところ、調子に乗りすぎて酔っ払い、朝帰りをしたことがありました。
私は帰り道に車にはねられていないかとか、悪い人に引ったくられてすってんてんになっているんじゃないかとか、心配して眠れませんでした。
そこで、最初にガツンと言っておかなければ、後々続くだろうと考えて、帰ってきたダンナに言いました。
「結婚したのに朝帰りはやめて。それも女友達と朝までとか、常識で考えたらわかるやろ?」と。
前の失敗を繰り返さないために、勇気を出して言いました。
何事も最初が肝心。
ダンナも、その頃はまだ36歳くらいだったし、独身が長かったから、躾のできていない野良犬みたいでした。「酔っ払って車の運転でけへんかってんもん。」などと言い訳をしていました。
この結婚生活を長く幸せに続けるために、嫌なことはしないでほしかったし、電話1本入れてくれたら心配しなくて済んだのに。
けれど、思うのです。
どうして既婚者を誘って朝まで過ごしたりする女性がいるのだろう?と。たとえ、酔いつぶれて寝てしまっただけだとしてもです。
家で待つ人の気持ちを考えたらできないはずなのに。
女の敵は女という言葉がありますが、本当だなと思います。
だから、私は長らく女の人が怖かったです。
今はもう、ダンナもすっかり飼いならされて、放飼いをしても大丈夫な感じになりました。
鎖の首輪が布の首輪になって、今は首輪なしでも散歩ができる犬みたいです。
信頼関係のない結婚は、とても不幸だから、信頼関係を築くための努力は惜しんではいけないけれど、若い時は、それをどうやったら良いのかわからないものです。
相手の自由を完全に奪ってもダメだし、相手の思うままにさせて自分が無理をするのもダメ。
そこのところ、犬の躾に似ていたなぁと、後になって思う私です。




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