花橘の香りがすごい
家の近所には、みかんの木が、なぜか沢山あるのです。
隣の家に八朔の木、近くの畑に柚子、夏みかんなど、数本植わっています。きっと畑の持ち主も、香りが好きなのかな?
うちにもあるのだけど、どれも植木鉢に植えてあって、金柑以外は花が咲いたり実をつけたことがないのですが、地植えのみかんの木々は、毎年今頃になると、たくさん花を咲かせて、盛大に良い匂いを漂わすのです。
今朝も、家の前で用事をしていたら、通りがかりのおばさんの一行に声をかけられて、ひとしきり、「ここら辺はなぜかみかんの木がたくさんある」件を説明していて、仕事に行く時間がギリギリになるという、アホなことになりました。
毎日そんな調子ですが、みかんの木のお陰で、私は全然知らない人とでも仲良く話ができているのです。
隣の八朔は、姪っ子が給食で食べた八朔が美味しかったからと、家に種を持ち帰り、空いていた植木鉢に植えておいたところ、芽が出て、ある程度大きくなった時に地植えにしてもらってから大きく成長し、今では私の身長の1.5倍は背が高く、水やり以外、何の世話もされていないのに、毎年たくさんの実をつけるのです。
その実が、小さいけれど、ずっと木になったままのせいか、とんでもなく甘く、「こんなおいしい八朔初めてやわ!」と驚いたくらいです。
古典の授業で、平安時代の文学の中には、「花橘」という言葉が出てきますが、昔の人もこの匂いを嗅いでたんだなぁ。そして、春を感じて恋をしたり歌を詠んたりしたんだなぁ。
人の世は変わっていくけれど、花の香りは変わらない。香りがタイムワープさせてくれたような気がする今日この頃です。
そうそう、昔、「家の庭に実の成る木を植えると縁起悪い」と誰かが言っているのを聞いたことがありますが、「八百屋の陰謀」だと思うのは私だけでしょうか…


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