大阪の地下鉄淀屋橋のエスカレーターを上がったところに、一人のおばあさんが寝転んでいます。
多分ホームレスになってしまったんだと思います。
大阪都構想でドンチャンやっている頃にもみかけました。
その時は何もできずに帰ってきて、後で後悔したのも束の間、すぐに忘れていたんです。
今日、また市役所に行く用事があって、そこを通りがかったら、寒いのにおばあさんが縮こまって寝ていました。
市役所で用事のついでに職員さんに尋ねたところ、何度かお巡りさんが来たりして、助けようとしたことがあったらしいのですが、おばあさんが動かないということでした。
「おばあさん、誰か待っているのかな?」
そんなことを考えました。
「用事を済ませた帰りに、おばあさんに少しだけお金を渡そう。」
そう思って財布を見たら、千円札しかなくて、「おばあさんが寝てたら風で飛びそうやな。」と思っていたところ、淀屋橋の橋のところにビックイシューを売っているおじさんがいたので、ビックイシューを買って、そのお釣りの650円を握りしめておばあさんのところに行きました。
「おばあちゃん、なんでそんなとこで寝てるのん?」と声をかけたら、おばあさんがハッとした顔をして、起き上がりました。
おばあさんの手に、小銭を握らせて、「これで何か買うてな。」と言いました。
それくらいしかできない後ろめたさで、私は急いで地下鉄の階段を下りました。
帰りの地下鉄に乗りながら、いろんな事を考えました。
「やっぱり、おばあさん、誰かを待っているのかな?」
「おばあちゃん、家に帰ろう。と言って誘ったら、そのまま連れて帰れるかな?。」
「犬猫と違って、人間を拾って帰るって、ハードル高いな。」
「連れて帰ったら怒られるやろうな。」
「"淀屋橋のおばあちゃん救出作戦"という名のクラウドファウンディングを立ち上げて資金集めたら、人も集まるかな?」
「あんな風になってしまうまでに、一体何が起こったんやろう?」
などなど。
それにしても、都構想の市民投票って、去年の春?その時からずっとあそこにいるのに、助けることができないなんて、日本の国ってどうなっているのだろう。
マザーテレサの「死に行く人々の家」だったっけ?そんな家でもいいからあったらいいのに…
そんなことを考えた、久々の外出でした。
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