テレクラの話
まだ20代後半くらいの頃だったと思いますが、前の夫と別居状態になっていた時期がありました。
結局、色々と努力したのですが、最終的には離婚になりました。
そんな、別居中の頃の話。
当時はテレクラ(テレホンクラブ)が流行っていて、男性がテレクラで電話がかかるのを待ち、話し相手を探している女性がそこへ電話をかけるというのがあったのです。
今ではスマホでインターネットができるから、そういうので話し相手が見つかりやすいと思いますが、20年前の田舎では、そんなことは不倫でもしない限り無理なことのように思えました。
親たちの住む大阪から遠く離れて、夫とも別居して、小さい子供と二人だけで団地の片隅に暮らしていた頃、私は孤独で孤独でたまりませんでした。
電話で話をするといっても大阪の家族だけですし、不倫なんかする勇気も気力もありませんでした。自分は子供の母親なんだという気持ちが、ブレーキをかけてくれたのかもしれません。
そんな時に、街角でもらったポケットティッシュに、テレクラの電話番号があったのでした。
「ちょっと、かけてみようかな?」と思いましたが、やっぱりやめました。
かけた瞬間に、今まで積み上げてきた魂のレベルが地に落ちて、一からやり直しになりそうな気がしたのです。
あの頃の私は今みたいにスピリチュアルな人でもなかったのに、何となく、そう思いました。
それは、悲しくて悲しくてたまらない瞬間に、一瞬心の中にみえたシリウスのような光のせいだったのかもしれません。
あの時の光は何だったのだろう?
あれは、私の中にある魂の光だったのではないだろうか?
普通はオーラとなって、体からはみ出して輝いている光が、あそこまで小さく萎縮していたんだろうか?
あの時に、微かに光っていなければ、今頃は生きていないかもしれないなと思います。
話は飛びますが、私は離婚の後、カウンセリングに通っていた頃に、自分が棺桶に入っている夢をみました。
棺桶に入っている自分を、赤ちゃんの自分をおんぶしながら見つめている夢です。
夢の中に自分が三人いるという、不思議な夢でした。
その夢をみた後から、自分の心の中の光がどんどん大きくなり、体からはみ出していくような感覚を味わいました。
新しく生まれ変わったような気がしました。
今思えば、テレクラに手を出そうとしていた頃、私の魂は死にかかっていて、離婚の後、カウンセリングを受けて、生まれ変わったのかもしれません。
これは、スピリチュアルの何かの本に、「生きながらの転生」というのがあると書いてあったので、あれのことかな?と私はそう思っています。
横道にそれましたが、寂しいからといって、安易に堕落しなくてよかったなというお話でした。
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