理想の猫との暮らし方
今の日本では絶対無理かもしれない。
猫とは一緒に寝る。
猫は自分の食べ物は自分で、人の見ていない時に調達して済ます。
人は気まぐれに食べ物を与える。
お互い干渉しないけど、親友の関係。
私が高校生の頃は、まだそんな飼い方で大丈夫でした。
猫は放し飼いが普通で、とりあえず避妊手術だけしてあげたら、幸せに暮らすことができました。
飼っていたフラウボウは、一回だけ出産しました。
子育ては、自分が育ててもらった通りに上手にやりました。
生まれた仔猫は三匹ともオスで、大人になってきた頃に、フラウボウは「シャーッ」と威嚇して、家から追い出してしまいました。
毎日、一匹ずつ小さなネズミをとって食べていました。
その時は、とても野性的で、普段のフラウボウと違って見えました。
仔猫たちにも狩りを教えていました。
トイレも、国鉄の貨物線の草むらで済ませていたから、トイレ掃除に苦労したこともありませんでした。
トイレの砂も買わなくてよかったし、フードも買わず、ご飯に鰹節の猫まんまをあげるだけ。
私の前ではゴロゴロと甘えて、ノミを取ってあげるのが日課でした。
私はノミキラーでした。
あの頃の暮らし方が、一番理想に近かったなと思います。
あれから30年。
フード代と猫砂代で毎月数万円かかっています。
猫たちは私に依存しきっているから、親友の関係とはほど遠い。
毎日掃除と餌やりに明け暮れていている私。
なんでこうなるの?
30年でなんでこうなるの?
あの頃が懐かしい。
猫と親友になりたい。
これが、私の理想の猫との暮らし方です。
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