にゃあの思い出が今の私を突き動かしている
昔、小学生のころ、にゃあと名付けた野良猫がいました。
黒と白の雌猫でした。
ホームページにも書いたことがあるのですが、あの時のトラウマが私を突き動かしている気がします。
あの時、今みたいにTNRができたら、にゃあは苦労しないで済んだのに・・・
動物病院なんて近所になかったし、野良猫にお金をかけるなんてという時代でしたし、食べ物を与えることさえしにくかったです。
私は、偶然にも、野良猫に心を砕く人を助けることができる立場にいます。
あの時に、にゃあをTNRしてあげていたら、地域猫としてかわいがられていたなら、どんなにかよかっただろうと思うのです。
それで、野良猫を助けている人を見ると、私も嬉しくなり、少しでも役に立てることがあるのならと思ってしまうのです。
道を行くと、野良猫に話しかけたり手を差し伸べている人をたくさん見かけます。
いい時代だなと思います。
こんな時代が長く続いてくれたらいいのに。
一つだけ、猫を世話している人にお願いがあるとすれば、メス猫の避妊手術は生後4か月頃に済ませてあげてほしいと思います。
妊娠して生まれそうになっている子がギリギリに手術をすると、仔猫を堕胎することになりますし、傷口が大きくなり、回復が遅れます。
うちの動物病院では、技術を磨いて、1㎝の穴をあけて、そこから子宮と卵巣を切除します。
妊娠していると、その技術を使うことができません。仔猫が出せませんから・・・
究極に考えたら、何をするのも人間のエゴということになりますが、堕胎はエゴの極みだと思うのです。
都会で生きるということは、人も猫もエゴの渦の中でぐるぐる回っているようなものですが、少しでも、猫の体に負荷がかからないようにしてあげることは、よいことだと思います。
そんなことを考えながら、手術を手伝っています。
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