指示待ち人間と濡れ落ち葉
定年退職後の男性が、「濡れ落ち葉」となり、奥さんに疎まれて離婚の憂き目にあってしまうという話を聞いたことがあります。
人生のほとんどを仕事に捧げて、家族を守ってきたつもりなのに、定年退職後に離婚されてしまうなんて、本当に可哀想・・・
でも、奥さんの気持ちもわかると思ってしまう私。
たとえば、定年くらいの年齢になると、奥さんだって家でボーっとしていないことが多い。
介護を必要とする家族がいたり、老体にムチ打ってパートに出たりしていて、その合間に家事をこなすから、忙しいし、泣きたい気分の時だってあると思う。
そんな時、普段は仕事人間のご主人から、優しいいたわりの言葉やプレゼントがあるならまだしも、声もかけてもらえない上に退職後に、自分の番は終わったとばかりに家でテレビをボケ―ッとみられたら。
そのうえ、「お茶!」「めし!」「寝る!」と偉そうにされたら、奥さんはどんな気持ちがするだろうか?
ましてや、退職後に不摂生からくる病気が発覚し、数年後には介護が必要かもしれないなどとわかったら。
やっと自分の親や夫の親の介護から解放されたばかりだったりしたら、奥さんは鬱病になりそうにならないだろうか?
自分を愛してくれていない、家政婦くらいにしか思ってくれていないとわかったら、一緒にいることが、まるで自分のソケットに電源コードを刺されてエネルギーを抜かれている気分になる。
ああ、わかるわかる!と思ってしまう私。
日本の男性は、感謝の気持ちを普段から伝えたりしないと、昔からよく聞くけれど・・・
心が伴わない言葉は虚しいとわかってはいるけれど・・・
テレパシーを使わない現代人である妻が夫の心を知るには、やはり言葉か態度から推察するしかないと思うのです。
言葉が恥ずかしいのであれば、せめて態度で表すことが必要ではないかと思えます。
態度って?
それは、食後にお皿を片付けるのを手伝うとか、「洗濯物は一緒にたたむから、たたみかたを教えて。」と言ってみるとか、拾い集めたら些細なことでも、たくさん見つかると思います。
一緒に散歩に行こうと誘ってみるとか、犬や猫を一緒にかわいがるとか、心の交流をしていこうとすることが、妻のいる男性の老後にとっては重要なことではないかと思うのです。
長年、会社員として指示待ち人間で生きてきたから濡れ落ち葉になるのでしょうか?
だったら、指示待ち人間をやめて、自分で行動を起こしていかないといけないと思います。もう退職したのだから。
最近、ちょっと小耳にはさんだ話から、私なりに考えてみました。
このブログは女性がよく読んでいるようだけれど、もし男性が読んだなら、少し心に留めておいてほしいと思います。


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