ジーナとシロちゃん
犬の散歩をしていたら、前の家の近所の猫好きおばちゃんに会いました。野良猫だったシロちゃんが亡くなったというのでした。享年14年くらいでしょうか。
長屋みたいに建て込んだ小さな一戸建てが立ち並ぶ・・・その界隈を住処にしていた野良猫だったシロちゃん。
前の家に引っ越してすぐに、シロちゃんは私の目にとまりました。
大きなお腹を抱えて、近所のおばちゃんにちくわをもらい、大急ぎで隠れ家の仔猫たちに運んでいる姿が、かわいそうでかわいそうで。
ちくわのおばちゃんによると、シロちゃんの生んだ仔猫は育ったのを見たことがないということでした。
ちくわのおばちゃんに、避妊手術を勧めましたが、その方も子育てをするシロちゃんに同情してちくわをあげるけれど、12000円(当時)も出して野良猫の手術をするとか、ましてや術後に家で預かるということは、一般の考え方にはなく、ましてや野良猫を捕獲などは、怖くてできないという感じでした。
平成11年頃の話です。
私も、「そら、しゃあないわなあ~。」と思っていました。
うちは、避妊去勢を頑張っている動物病院でしたが、料金を安くするためには、たくさん働かなければいけないし、自転車操業で火の車だし、自分が野良猫の手術をするまでに余裕はないと思っていたので、誰か関わっている人がしてくれないかなと思って待っていました。
待てども待てども誰もシロちゃんを手術しないので、辛抱しきれず、私がすることにしました。
シロちゃんの捕獲は、ちくわのおばちゃんに頼んで、私は手術と預かりをしました。
その結果、いつ死んでもおかしくないようなやせ衰えていたシロちゃんでしたが、子供を産まないとわかると、別の猫好きなおばちゃんに、ごはんをもらえるようになり、なんと、平成22年12月に亡くなるまで、10年以上も生き続けました。
最後には、その猫好きおばちゃんに抱っこされるようになっていたそうです。
次の年の平成12年頃、ジーナと名付けた仔猫が現れて、シロちゃんのことがあったから、まだ生後5ヶ月くらいの時に、さっさと手術をしてしまいました。
子供を産まないとわかると、ご近所の皆さんも大目に見てくださり、結局、猫好きおばちゃんに毎日ごはんをもらって元気いっぱいに暮らしています。
もしも、近所でごはんをもらっている野良猫がいて、かわいそうだな~と思っている猫がいたら、「エサやっている人の責任」などと言わずに、不妊手術だけしてあげてください。そうしたら、その猫は、ご近所からかわいがられるようになるのです。
まあ、「エサやっている人の責任」なんて言って、なかなかシロちゃんを手術してあげなかったのは私です。
私のようにグズグズしていると、心が痛んで、その分損です。
私がこんな文章を書くと、なんだか動物病院の宣伝みたいになるのですが、あのときのシロちゃんのかわいそうな姿を思い出し、その後に幸せに暮らしていたシロちゃんのことも思うと、ぜひ、みんなにお話ししたかったのです。
シロちゃん、よかったね。写真は避妊手術も済んで5年くらい経った頃。

ジーナも長生きしてね。
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そうですよね、私も避妊して、その近所の方に、もう子供を産まないから安心してご飯遣って下さいね!って頼んだら嫌な顔される方に出会った事がありません。猫の為にお金は惜しまれませんわ。
子供に栄養が行かない分長生き出来たんですよね。
ジーナちゃんも頑張れ!
投稿: めいぴー | 2011/01/02 23:07
読んでいて心が痛くなってきました・・・。
シロちゃんは野良猫さんにしては長寿でしたね。
やはり私はそのような時見てみないようにしてきました。
家の周りには野良さんは殆ど見かけないのですが6年程前あくび猫さんの病院に里親募集貼紙をお願いしたときを思い出します。
家の裏庭に子猫を連れた母猫が現れて、子猫の風邪が酷く、かかりつけ医に連れて行った事。
野良猫は家に入れてはいけないと厳重に注意され薬は出してもらえたものの血液検査は小さいから無理と言われ母猫の避妊手術の相談には野良猫はしませんとはっきり言われました。子猫は無事良い里親さんに恵まれ、その後母猫も姿を見せなくなりました。
そのDrははっきりと野良猫を見たら目をつぶりなさいと言い放ちました。きっと、一度引き受けたら後が大変なのでしょう・・・
今でも私の心に小さい傷になっています。
その時一緒に連れていた半年くらいの子猫を時々見かけます。家の隣の獣医さんがご飯をあげています。その子は桜耳になっていませんが手術してあるのか子供を産むことはありません。
TNR をされている人達の存在は私にとって憧れでもあり心動かされます。自分も何とかしなければと考えさせられます。
ジーナちゃんが幸せに暮らせる事を願います。
投稿: ふわふわボール | 2011/01/03 08:39
野良はしません!って獣医さん居ますよ。何のために獣医してるのかと腹だったしく思います。金儲けの為だけじゃあないですか?
野良ちゃんを診て下さる獣医さんは本当に頭が下がります。手が掛かるしどんな病気を持っているか判らないんですものね。
3件に一件は近所の野良ちゃんを捕まえてはリリースする獣医さんも知ってます。
そんな理解ある獣医さんが増えて下さることを願います。
投稿: めいぴー | 2011/01/03 20:34
めいぴーさん
みんな本当は、野良猫をかわいそうだと思っているんだけど、増えるのが嫌なんですよね・・・
かといって、自腹で手術までとなると・・・躊躇する人がほとんど。「誰かがやってくれるやろう。」となっていくんですよねー。
今の時代、「誰かが誰かが・・・」と言ってばかりいたら、地球が滅亡する時代ですから、せめて猫くらいは助けてやってもらいたいと思ったりします。
ふわふわボールさん
かわいそうに、そんな心のどげが刺さったままだったのですね。
野良猫を無視または極度に嫌がる先生はいると聞いたことがあります。
ノミが飼い猫に移ったりするのがいやみたい・・・でもそれはフロントラインやレボリューションなどの駆除剤がなかったころには仕方ナシと思えますが、今となっては時代おくれな考え方ですよね。
もう、過去の悲しいことは忘れて、今度、かわいそうな野良猫がいたら、手術をしてあげてください。そしたら、一発でとげが抜けますから。(笑)
お隣の獣医さん、優しいですね。
うちみたいに野良猫の手術をマスターして仲間になってくれたらいいのにな~。
投稿: あくび猫 | 2011/01/03 21:46