ヴィジョン
ヴィジョン トム・ブラウン・ジュニア著 徳間書店 五次元文庫 を、やっと読み終わりました。
実をいうと、本当に良い本は、すぐに読み終わらずに途中で他の本に浮気をしたりしながら時間をかけて読んでしまう悪い癖が、私にはあるのです。きっと読み終わるのが寂しいからだろうなと思います。
前に一回、「色んな書物をひもとくと」という題で紹介しましたが、今回は少し詳しく紹介したいと思います。
内容を紹介しすぎると面白くなくなるので、サラッと紹介します。
著者のトム・ブラウン・ジュニア氏は、10才から10年間、正統なネイティブアメリカンの最後の生き残りのグランドファーザーの師事を受け、様々な修行を行ってきた人物です。
ネイティブアメリカンは、西部劇に出てくるような妙な踊りを踊って白人の頭の皮を剥いでばかりの未開人ではありません。深く精神世界の修行を積んで、この世とあの世の世界に精通したり、ヒーリングを行ったりする、どちらかというと現代人よりも精神的に進化している部類の人たちだと私は思います。
子供だったトムが、グランドファーザーと身近に暮らしながら成長していった過程とともに、様々な気づきやヴィジョンを得て現在に至るお話しが、この本の内容なのですが、それが、とても深いのです。
最後には本を読みながら一緒に泣いてしまった私です。
なぜ泣いてしまったかというと、トムは本当は現代社会から逃避して、残された自然の中でネイティブアメリカンのように暮らしたかったのに、地球を守るビジョンのために山を下りたのです。それを読んだ時、自分の猫を連れて田舎に逃げたい自分と重なってしまったからなのです。
田舎で自然と共鳴して生きるのも一つ、地球を守る方法だと思うのですが、私の場合、今やっていることを放り投げて田舎へ行くと、都会に残されて困る人たち(猫のボランティアさん)が出てくるのです。
都会に残って、都会の空をきれいにし、都会に生える木々を幸せにする人が誰かいないとダメなのではないか・・・と思う心と、少しでも早く脱出して、きれいな空気を深呼吸しながら星空を見上げる生活にあこがれる心が、いつも葛藤しているのです。
それが涙ちょちょぎれてしまった理由です。
それと、トムがグランドファーザーに習ったことが、なぜか、「知っている」という感じがするのです。ネイティブアメリカンの色々な修行内容を、私は知っている気がするのです。
前世でネイティブな人だったのかも知れないなと思いますが、そのような修行経験をすっかり忘れて、現代社会でドロドロになっていたのが腑に落ちませんが・・・(笑)
とにかく、この本は、精神世界を学ぶ人の集大成とも言える本だと私には思えるのです。
ちなみに、トム・ブラウン・ジュニア氏のもう一冊の本を、宝物にしてとってあります。「グランドファーザー」です。
「ヴィジョン」は、字の小さな文庫本なのですが、もっと大きい字のバージョンはないのかなと思うのは、私が老眼になりかかっているせいでしょうか。この本も宝物になりました。


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