やさしい大人
私が子供の頃は、生き物にやさしい大人が、周りにあまりいませんでした。
いたのかも知れないけど、子供の私にとっては、拾った猫を飼ってもらえなかったり、飼っても、学校へ行っている間に捨てられたりして、小さな仔猫の一生を真剣に考えている大人はいませんでした。
みんな、たかが猫・・・と思っている風でした。
それで、私は子供の頃に、「大きくなったらやさしい大人に絶対なるぞ!」と思っていました。
私は猫が大好きで、猫といると時間を忘れることが出来ました。ピアノを弾くよりも猫といる方が楽しかったのです。実際、友達と遊ぶよりも猫の方が良かったです。
そんなに猫が好きだったけど、「猫と遊ぶ」特技で食べていけるわけがないと思いこんで、ずいぶん回り道をしました。
世間一般から見て、まあまあ、格好が付く仕事を選んで生きていました。
でも、いつも心は満たされませんでした。
捨て猫がいることすら気が付かない暮らしをしてきたのです。でっかい車を運転してブイブイ言わせてた時もありました。
富山県にある松枝浜(まつだいはま)というところでチロルを拾うまで、私は自分の猫好きを忘れて暮らしていました。チロルが来てから、私の人生に灯がともったようになり、大阪に戻ってからは、子供の頃の初心に戻って生きようと決心しました。
すぐに宙に漂ってしまう私の魂が、猫がいると、碇が降ろされて、地に足がつくのです。
まだまだ猫たちに助けられてばかりの私ですが、子供の頃の私が、今の私を見たらきっと満足するのではないかと思うのです。
子供の頃、やさしい大人を探しませんでしたか?
やさしい大人はいましたか?
小さな胸を痛めていた、子供時代のあなたはいませんか?
« たそがれる | トップページ | PCが壊れそうです »
「動物たちの話」カテゴリの記事
- 迷子の猫ちゃんの顛末と、野良猫ってすごいなと思う件(2026.08.19)
- もしかしてエージェント(2026.07.30)
- 神様のお絵描き(2026.06.30)
- 母猫と仔猫の保護顛末記(2026.06.06)
- 猫を捨てられかけた話(2026.05.26)
コメント
« たそがれる | トップページ | PCが壊れそうです »


心が痛い子供時代だったんですね。私の母は誰にでも親切で動物にはひときわ優しかったように思います。
裕福でもないのに人の世話はよく焼いていました。犬も飼ってたんですが、ご飯は一番先、犬はご飯が足りなかったら人間のようにお茶漬けや麺類を食べられないから・・・と言って遣るようにしていました。モノが言えない者には優しくしなさいと。だから猫を拾って来ても文句を言われた事がないです。母が亡くなった今、それは幸せな事だったと思って感謝しています。
投稿: めいぴー | 2007/10/09 23:00
うわ~、いいお母さまですね!なんと羨ましい!
うちは、猫を拾ったら、だまって飼うのですが、年頃になるとなぜかいなくなるんですよ。女の子なのに。
大人になってから、雌猫はたいてい、妊娠したら家で仔猫を生むもんだということに気づきました。子供時代から何か変だと、薄々勘づいてたんですが・・・
それで、大学生になってから飼った猫には、避妊手術をしました。そしたら、いなくならないんですよね。(笑)
今では、自分がめいぴーさんのお母さまのようになっていて、ご飯も犬様のおじやが一番先です。
それにしても、やはり、どの時代にも優しい大人はいたのですね。
投稿: あくび猫 | 2007/10/10 00:26
むうーーーー、と唸ってしまいました。
まさしく、昨晩 仔猫を拾って、いや捕獲して
どうすればいいかフリーズしながらお邪魔しました。
こんなに小さかったとは!というくらい大声で二晩鳴き続けてたのに、捕まえて驚きました。どうしようか?迷ってしまう私は、すっかり汚い大人の仲間入りかしら…
投稿: ねりあめ | 2007/10/10 10:01
あくび猫さんお先ですみませんm(__)m
ねりあめさん仔猫は意外と貰い手があるので募集して下さいな。
あくび猫さま
息子さんが二十歳ですか。おめでとうございます。来年成人式ですね。感慨深いものがありますね。ここまで大きくするのにさぞ大変だったでしょう!お疲れ様でした。
投稿: めいぴー | 2007/10/10 20:18
あくび猫さん
やさしい大人は案外周囲に沢山いるのかもしれませんね。あくび猫さんは間違いなく『やさしい大人』として子どもたちに移っている事だと思います。
投稿: tomy | 2007/10/10 20:34
ねりあめさん
どうぞ、迷う心を乗り越えて、仔猫を助けてやってくださいまし・・・
ねこおたブログからリンクしている「いつでも里親募集中」に掲載してもらうといいですよ。
正直に書いて、とびっきりかわいい写真を載せます。そして、お家までお届けしてあげてくださいね。
里親探しでわからないことなどありましたら、いつでもお尋ねください。∈^0^∋
めいぴーさん
息子は二十歳ですが、親におねだりばっかりしています。大丈夫かなあ~と心配になります。(笑)
tomyさん
まあ、地域の「やさしいけどうるさいおばちゃん」になれたらなあ~と思います。
最近、他人の子には何も注意しない大人が多すぎです!
投稿: あくび猫 | 2007/10/11 00:21
ありがとうございます。
以前、転居で手放した経緯が、まだ重くあり助けることは容易いのに、この先どうすれば…と迷っていました。
このこのおかげで、めいぴーさんの一言と、あくび猫さんのアドバイスを読んで、里親を捜す橋渡し役があるということがわかりました。
獣医さんも太鼓判の、売れ筋(?)な仔を早速、投稿してみました。
お言葉に甘えて、またわからないことがあったら宜しくお願いします。
<(_ _)>
投稿: ねりあめ | 2007/10/11 12:15
ねりあめさん、よくぞ、一歩踏み出されました。
きっと猫の神様も見守ってくださっています。仔猫ちゃんは、お空の上で神様たちが相談し合って、ねりあめさんに助けられるように仕向けたに違いありません。決めつけてますが、経験上、そうとしか考えられないことがたくさんあるのです。
たぶん、ご縁のある方が、その子を見つけてくださいますよ。あせらず、天にゆだねておいてくださいね。∈^0^∋
投稿: あくび猫 | 2007/10/11 23:14
またもやあくび猫さんとつながりまくりました。
わたしもそうでした。
優しい大人を探していた。
そしてそういう人になるって決めていました。
猫のこともそうです。
わたしはいつも捨てられた猫、怪我した猫などを見捨てることができなかった。
それでいつも拾ってきてはしかられていました。^^
猫だけじゃなく、カタツムリさえも安全な場所にうつしてあげたり・・・・^^
そんなわたしは変わった子だと思われて、わたしは自分のそういう面をわざわざ殺していた時期がありました。
でもこれからはそういう自分を、本当の自分を大切にしていこうと思えるようになりました^^
わたしも毎日猫たちに助けられています。
本当にありがたいな~。
これからはわたしたちが優しい大人になっていく時ですね。
なんだかうれしい気がします^^
投稿: coco | 2007/10/13 11:47
本当にうれしいですね~。∈^0^∋
私たちの子供時代に、優しい大人が少なかったのは、ちょうどこの時期に、「自分はやさいい大人になるぞ。」と思いながら成長した人間の数が多くなるように仕組まれていたことだったのかもしれませんね。
子供時代、私もCOCOさんと同じです。
もう、自分を殺して生きて行かなくてもいいんですよね~。
投稿: あくび猫 | 2007/10/13 15:26