こわいのはカリシウィルス
私の家のような、超多頭飼育の場合、こわいのはカリシウィルス感染症だと思います。
パルボウィルスからなる「汎白血球減少症」は、仔猫の時に二回ワクチンをしていれば、追加接種をしなくても、感染したのを今まで見たことがありません。一回しかワクチン接種をしていなかったテルオが感染し、死線をさまよったあげくに生還したという話は、ねこおた本館「テルオの話」で書きました。
現在一階には、32匹の猫たちがいますが、2005年に家に入れた新入りのプーちゃんが持っていたカリシウィルス感染症に次々に感染し、高齢の猫は命を落としたり、口内炎になったり、下痢が治らない猫たちが続出しています。
カリシウィルス感染症は、ワクチンをしていても、完全には予防できない感染症です。
ワクチン自体、そのせいで体調を崩して死なせた子もいるし、副作用で足の神経が麻痺したみたいになった仔猫もいました。
そのため、私は2003年以降、ワクチンを控えていたのでした。
免疫がある状態でのカリシウィルス感染症は、ある程度免疫があるので劇的な症状は出ない代わりに、じわじわと体調を崩すようです。
治ったと思ったらまた再発する口内炎だったり、おなかをこわしたのがなかなか完治せず、気づけば慢性下痢症のようになっていたりするのが、主な症状です。
自己免疫が介在する慢性下痢に、ステロイドを使うと一時は下痢が止まるはずなのですが、原因がカリシウィルスかもしれないので、ステロイドも使えないのです。もしもステロイドを使うと、免疫が弱くなり、カリシウィルスが本領を発揮してしまったら、その子を死なせてしまうかも知れないからなのです。
だいたい、狭い家に猫たちを33匹も閉じこめているのが、そもそもの原因だと重々承知しているのですが、こうなってしまった以上、何とか健康で幸せに暮らしてもらいたいと思っているのです。
口内炎にはアロエベラジュースで小康状態を保てるようになりました。
けれども、やはり原因となるストレスを除去しない限りは、モグラたたきのようになってしまうのだと思います。
猫たちにとっては、農家の軒下を借りながらネズミから米を守り、縁側で昼寝をする暮らしが一番なのだと、つくづく感じています。
私の家にとって、こわいのはエイズでも白血病でもなく、カリシウィルス感染症だと思います。そして、ストレスこそが一番の死に神なのです。


最近のコメント