飼い主にとって、伝染性腹膜炎に飼っている猫が罹ってしまうことほど、ショックなことはありません。
まだ若い猫に発症することも多くて、発症から死亡までのスピードが速く、また、胸水がたまって呼吸が出来ない様子を見るのも辛く、かといって、安楽死を決断するのも、辛いのです。
それで、私は、今までじっと自分の猫で伝染性腹膜炎で亡くなる子たちを観察してきました。
それと、人間の病気の研究でわかっていることを、猫に応用できないか、探っていました。
それで、ちょっとだけ、「もしかしたらそうなのかな。」ということを書いてみたいと思います。
伝染性腹膜炎は、コロナウイルスが原因で発症する感染症と定義されていると思うのですが、感染症は感染症でも、その機序は、リウマチと同じような複雑な免疫系のことが絡んでいるような気がしています。
それは、安保徹先生の本を読み始めて、気がついたことなのです。たくさん出ていますから、好きなのをぜひ読んでみると良いと思います。ちなみに、今読んでいるのは、免疫進化論です。
安保徹先生によると、最近わかってきたこととして、リウマチなどの自己免疫疾患に罹る人というのは、実は、病気になる前に大きなストレスを経験していて、胸腺という、免疫の細胞を作る場所が萎縮してしまい、それを補おうとして、からだの他の場所で、同じような免疫の細胞を作り始めたのが暴走してしまうために起こってくる病気なのだそうです。詳しくは、先生の本を読んでいただいた方が、私の説明を聞くよりも確実だと思いますので、よろしくお願いします。
免疫が暴走してしまうため、自分の体を攻撃したりして、血管炎なども起こってきます。
リウマチになるきっかけは、リンパ球の多い女性が急性ストレスを受けて免疫抑制状態となり、常在ウイルスが増殖、風邪のような炎症を起こして発症するらしいです。そのウイルスを排除したいのに、胸腺がストレスで萎縮していて、上手く排除できず、それを補おうとして他の免疫系(普段は出てこない古い免疫システム)が作動したのはいいけれど、作動しすぎて、体のあちこちが痛んだり、熱が出たりするということです。症状自体は、正常な治癒反応なのですが、その症状を抑えるために、ステロイドなどを使ってしまうことによって、ますます免疫系の調子を悪くしていってしまうということです。
この症状、猫の伝染性腹膜炎と似ているなあ・・・と私は思いました。それと、口内炎の猫で、一部このタイプがいるような気がします。
人間の自己免疫疾患を治癒させるためには、原因となるストレスの排除や、規則正しい生活に戻るなど、体の調子を整えることを第一に考えていく方が良さそうです。
猫の伝染性腹膜炎も、観察していると、必ずと言っていいほどストレスが絡んでいます。環境が変わったとか、多頭飼育で気を遣う生活だとか、そういったストレスです。
ですから、伝染性腹膜炎に罹らないように、ストレスのない暮らしを出来ることが、一番大切なのです。
自由に放し飼いで、いつも縁側でお日様の光をたくさん浴びて日向ぼっこをしている猫には、病気の猫が少ないです。
性格的なものもあります。デリケートで、飼い主の気持を察しすぎて、飼い主のマイナスエネルギーを吸い取っているのではないかと思う子は、やはり病弱です。その反面、掃除機が来ても、ヤクザ猫が来ても平気で寝ているタイプの子には、病気が少ないです。
これから、もしも、伝染性腹膜炎に罹ってしまったら、どうすれば治るかということを、研究観察していこうと思っています。といっても、家で今のところ、発症はありませんから、これを読んだ臨床の先生にも、参考としていただけると幸いです。
ステロイド治療は、治癒には結びつかないこと。ではいったいどうやって?
これから何が飛び出すかはわかりませんが、問題があって、答えがあって、式が無くても良いではないかと思っています。とにかく、治ればいいのですから。
多くの人を納得させるためには、式が必要なのはわかっていますが、私のようなちっぽけな存在が、世界中の人を納得させる方程式を出せそうにありません。それは、あとから、もっと賢い人たちにお任せです。
本当は、実験的に田舎暮らしをしてみたいところなのですが、最近、家を新築したばかりなので、それが出来ません。う~、田舎に引っ越してみたくてたまりません。
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