絵を描いてみましょうの続き
先日、「絵を描いてみましょう」で、私が描いた絵の答えです。
私が描いた絵は、とてもシンボリックなシンプルな絵で、一本の木を画用紙の真ん中に描きました。
根っこはあるけれど、土に隠れているような感じで、まるで指をパッと広げたようなものが下に飛び出ているような感じです。根っこのつもりのものはあっても、土は描きませんでした。
幹は太く、枝も太く、葉っぱは描かず、葉っぱの概要だけを幹の回りにクルクルとほどこしました。リンゴのような実がたくさん成っています。
カウンセラーの方が、その絵を分析して曰く、
「根っこが土に埋まっているところが想像できない。まるで木が空中に浮いているようである。そして、そのような貧弱な根っこであるにもかかわらず、幹は太く、枝も太く、実がたくさん成っている。これは、理想ばかり高いけれども、地に足が着いておらず、考えに行動が伴っていない典型のように感じられる。他の木は見あたらず、孤独感を感じられる。」ということでした。
息子は、絵を描けなかったのではないかと思います。
どうして絵が描けないかと聞かれると、なかなか答えません。
カウンセラーがよくよく聞くと、息子はそっと私の方を振り返り、気まずそうにモジモジしていました。
どうやら、私の顔色をうかがっていたようです。
いつも私のことを頼って慕っている7才の息子は、当時、私の顔色をうかがって、絵も描けなくなっていたのでした。
それは、親の勝手で離婚し、大切にしていた家族と引き離された、小さい魂の叫びのようでした。日頃しっかりしている様でいて、実は、心に大変な傷手を受けているのだということに、気づかされた瞬間でした。
私は、離婚までの二年間ほどは、かなり無理をして「良いお嫁さん」を演じてきましたから、そのストレスを、知らず知らず、息子にぶつけていたようです。
カウンセリングで絵を描く三ヶ月前に、息子が不登校になり相談に行った精神科では、私自身が受ける他の家族からのストレスは、得てして自分より弱いものに対して支配的になったりして発散することが多いので、それを、自分にとどめ、息子にはむけないように言われました。それが出来ない場合は、離婚するなどして、物理的に離れることも考えた方が良いということでした。
息子の不登校は、私のストレスを息子が受けているからだと思いました。弱かった自分は、自分のストレスをどうしても自分だけにとどめておくことが出来ず、ついつい、息子に、「ああしなさい、こうしなさい」と小うるさくしてしまうのです。
それで、決心した離婚でしたが、離婚自体が、息子に多大なストレスをかけていたのです。
その後、精神科から紹介された、大阪府立精神保健センターで、カウンセリングを受け、私の状態が良くなるに連れて、息子も元気になっていきました。
転校先の小学校では、私が見学している間は、元気なさそうにしているのに、二時間目に入って私が帰宅し、給食の時間になると、お代わりをしているということで、担任の先生からは、「お宅の息子さん、心配入りませんわ。すごい食欲ありますもん。」と言われました。
結局、私が不安定で、弱々しかったので、息子は心配でオチオチ学校に行っていられなかったということが、あとで分かってきました。
その後、私が元気になりましたら、息子も友達をいっぱい作って、親分みたいになってました。(^_^;
小学校では成績はトップクラスでした。
その後、中学でまたまた不登校になった時は、「大どんでんがえ~し!」という声が頭の中で響きましたけど。


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