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2006年5月

2006/05/29

心のあり方

Kさんという年の頃は60歳過ぎの方がいます。

その方は、公園などに捨てられた仔猫を助けたり、野良猫の避妊手術をしたりしています。

Kさんは、知り合った5~6年前は拾った仔猫をうちの動物病院で引き取ってもらえないかと言ってくる人の一人でした。

どちらかというと、Kさんが動物病院に入ってくると、「あ、また仔猫か?」と引いてしまうことが多かったです。

最初の方は、私もダンナも、仔猫を見てしまうと可哀想で、引き取っていました。引き取ったあと、自分たちで里親探しをしていたのです。

そういうことをしているうちに、居残り組がたくさん出てきたり、動物病院の前に捨てられていた仔猫がパルボで、家の仔猫が全滅したりというような悲惨な目に遭いました。

それで、方針を転換し、「仔猫は引き取らず、自分で里親探しができるように手ほどきをする」ということにしました。

おんぶに抱っこを何時までもしていたところで、自分が大変なだけだからです。

「ぱど」というタウン誌に掲載する方法や、ポスターの作り方などを教えましたが、上手く行きませんでした。

どうしても疑う心の方が先で、迷ってしまう上、知り合いから頼まれると「イマイチ」と思える人にも仔猫を渡してしまうのでした。

一歩一歩学びながら、失敗を繰り返しながら、それでもKさんは、だんだんと頼もしい猫ボランティアに変わっていきました。

私がインターネットで里親探しをするようになると、Kさんの代理で掲載するようになりました。引き取らなくて済むのなら、楽なものだったのです。Kさん以外の人にもしてあげるようになりました。

代理掲載をやっているうちに不思議なことに気が付きました。

それは、私の心のあり方もさることながら、Kさんのような仔猫の保護主さんの心のあり方が、申し込んでくる里親希望の方の善し悪しに影響することでした。

疑いの心や、腹立ちの心でやっていると、かならず、あとで怒ったりさせられる場面に出くわしました。

嘘をつく保護主さんには、嘘つきな里親さんが寄ってきました。

そういうことにならないように、私がいくら自分の心を静め、バリアを張っていても、保護主さんの心が清らかでないと、良い里親さんに巡り会えないのです。

バリアを張るのも疲れてきましたから、直接、保護主さんには「焦らないこと」「疑わないこと」などということを指導していくようになりました。

特に、しょっちゅう代理投稿をしているKさんには、その機会がたくさんありました。

Kさんが、他の公園のエサやり仲間を怒っていると、私はヒヤヒヤしたものです。そういう時は、里親詐欺に引っかかりそうになったりするのです。

Kさんも、「心のあり方が結果に繋がっていく」と、何となく分かってきた、ここ二年ほどは、とても順調に良い里親さんに巡り会えています。

そして、断る時はキッパリと断り、焦らなくなりました。

私は高齢でPCを扱えない方に、代理で里親探しをしますが、その方が嘘つきだったり、ハッタリをかます人だったら、実は、引き受けたくないのです。

それでも、動機が純粋で、きちんと仔猫を世話して可愛がっている保護主さんには、良い里親さんがつきます。

その上、正直で清らかだったら、言うことないのに・・・と心ひそかに思います。なぜなら、良い方にもらっていただいたのに、猫アレルギーが出たりするのです。

42歳の私が、高齢の方に、「心を清く持て」となかなか言えないのが現状ですが、まあ、なんとか頑張ってみます。

そうそう、自分の心も清らかに保てるように頑張らなければ。

それもこれも、お猫様のご指導のたまものです。

2006/05/24

片思いの思い出

中学一年生の時に、隣に座っていたA君のことが、気になっていた私でした。

中学三年生の時にまた同じクラスになりましたが、その頃の私は小太りになっていて自信が無く、とにかく目立たぬように気をつけて生きていたせいで、声をかけられず終いでした。中学一年の時、けっこう目立っていたら、不良の女子に囲まれて怖い思いをしたからでした。

その後、大学生になった時、妹の家庭教師がA君の友達だった縁で、一度だけバレタインデーに手作りクッキーを渡し、映画に誘われたことがありました。

その映画は、ジャッキーチェンの酔拳で、当時の私は、そんなに興味がありませんでした。途中で寝てしまわないかと題名を聞いた時に心配になるくらいでした。

けれども、予想に反して、映画の途中で眠れませんでした。

なぜかというと、私たちの二つほど前の席にいたおじさんが足を組んでいて、通路に足が出っ張っているのですが、その足にはいている靴下が、当時は珍しい五本指ソックスで、その指を、映画の間中、動かしているのです。

どういうふうに動かしているかと言えば、足の指で「ドレミファソ」をずっと弾いている感じなのです。

ずっと「ドレミファソファミレドレミファソファミレ・・・」と五本の足の指が動くのです。(^^ゞ

初デートで大笑いも憚られるし、私は、笑いをかみ殺すのに必死でした。

そんな風におしとやかに見られるように努力をしたのですが、映画のあと、松田聖子論になり、私が一言「ブリッコやと思わへん?」と言うと、A君が「僕、聖子ファンやねん・・・」と答え、そのあと話が続かなくなり、私は、A君とは縁がないのだと、諦めてしまいました。

その後、私も聖子ファンになり、今でもよく歌います。

若い頃のことを思い出すなんて、私も年取ったなあ~と思います。

2006/05/17

妹の家のシャンプー

引っ越しをして、妹の家が隣になりました。

妹は、意地っ張りなところがあって、父や母とどうも仲良くできないのでした。

一年に何回か、祖母と妹と一緒にいる夢を見ていました。何となく、祖母が「妹を助けてやって欲しい」といっている気がしていました。夢ではいつも祖母は一言も話さないのですが・・・

そういうわけで、同時に新居を建てたいと思っていて、偶然、隣どうしに住むことになり、結局、妹のことを助ける運命が私に待ちかまえていたのでした。(どういうわけや)

隣に住んでみると、妹の生活が、うちとは随分違っていて、合成の香料や、安定剤などの薬品に囲まれていることがわかりました。

妹の一家がお風呂に入りますと、うちのリビングの窓からシャンプーの匂いがしてくるのですが、その臭いを嗅ぐと、私の鼻は詰まりだし、くしゃみが止まらなくなるのです。

そして、妹は、夜眠れないからと言ってデパス錠という薬を飲んだりしていることもわかりました。

妹と私は生まれた年が1年しか変わりませんから、そんなに体に薬品を入れて、良いはずがありません。

私だったら、とっくにどこか病気になっているはずです。

生まれつき体が丈夫な妹は、バリバリ働いて、夕ご飯と共に晩酌し、私が嗅ぐことの出来ない合成の香料を使ったボディシャンプーやシャンプー・リンスをし、寝る前には精神安定剤を飲んでいるのです。

妹の毒々しい暮らしぶりに、私は唖然としてしまいました。

まずは、毎日くず肉で作った缶詰ばかり食べていた妹の家の犬に、うちの犬が食べているおじやを作ってあげることにしました。毛づやが良くなるのを見てもらいたいからです。

うちでは、石鹸もシャンプーも、オリーブの石鹸だけしか使っていないのですが、そうすると、鼻がすごく良くなってきました。

50メートル先を走っている自転車をこいでいる人のシャンプーの匂いが分かります。

道ばたの花の香りは、以前は花に鼻をくっつけないとわからなかったのが、歩きながら数メートル先から感じることが出来ます。犬のようになってきました。

また、レトルトの化学調味料の味もすぐに感づいてしまい、食べることが出来ません。

不便ですが、正しい感覚のあり方だと思います。

妹は、自分が使っているシャンプー類の匂いがそれほどきついものだということを、気づいていません。

おそらく、普通に市販のものを使っている大部分の日本人がそうなのでしょう。

けれども、これは、由々しき問題だと私は思うのです。CMに騙されてはいけません。

妹には、呼吸法や瞑想で眠れる人になってもらいたいし、毒々しい匂いが分かるようになってもらいたいです。

妹だけではなしに、全ての人たちにそうなってもらいたいところです。私には、直接関われるのは妹だけですが、この文章を読んだ人が、その気になってもらえたら良いなと思います。

祖母も、死んだあとも心配の種があって可愛そうに思います。思い過ごしかもしれないですが・・・

2006/05/13

虫を逃がす人

虫を逃がす人が、います。

私と似た人です。そういう人を、先日、動物病院で見かけて、嬉しかったです。

年の頃は60代のおじさんです。おじいさんに近いかもしれません。犬や猫のボランティアさんをしています。

そんなおじさんが、受付にいる私に、「あの~、虫がさっきから這うてるんやけど・・・助けてやりたいと思うんやけど・・・」と言いました。

私がティッシュを一枚渡すと、そっと虫を包んで外の植え込みに逃がしてあげていました。

ほほえましくも、うれしく思い、ダンナにそのことを話しますと、「そやで~、ワシかてアンタが虫逃がすから、逃がすようになってもうたがな~」と言いました。

どうやら、いつも虫を逃がしているのを見ると、自分だけ叩き殺す気分にはなれなくなったそうです。

動物病院のスタッフも、蛾とかトカゲとか、そういうのがたまに入り込んでいると、昔は絶叫しながら「ノックレン、ノックレン」とか言ってパニックになっていましたが、平気でつかんで逃がしているのを見ると、殺すには忍びないと思ってくれるようになったのか、「先生~、虫逃がしてきて下さい~」と言うようになっています。ダンナは「虫逃がし係」になっています。

トカゲもよく見ると可愛い顔をしています。

蛾も、逃がしてもらって外の空気を吸いながら飛ぶ様は、とても嬉しそうなのです。

もう一人、虫を助けるおばさんがいます。やはり猫を助けている人です。

その人は、自転車で走っていると、虫やら猫やら雀やら、道ばたにいて、車に轢かれそうになっているのを、植え込みに逃がしたりしながら進むので、なかなか前に進めないと、ぼやいていました。

そういう人がもっともっと増えてくれたらいいなあと思います。

2006/05/08

アレルギーおばさん

最近、私は、近所でアレルギーにやたら詳しいおばさんになってきました。

花粉症の相談やら、アトピーの相談やら、通りがかりの人からお好み焼き屋のおじさんまで、私に聞いてきます。

たいがい、アロエベラジュースの相談をメールでしているのに、道を歩いていてもしている私って・・・と自分のアレルギーオタクぶりに笑ってしまいます。

昔から、薬草を操る魔女になりたいと思っていましたけど、魔女ではありませんが、それに近い存在になりつつあるのかな・・・と思ったりします。

幸せを実感

今は人生で最大の幸せ感がある時なのかも知れないと、ふと思うことがあります。

今まで、猫だらけの部屋でご飯を食べたり作ったりしていた生活から、ある程度生活を分離させて、家の掃除がしやすくなりました。

そのことが、自分にとって、とても重要なことでした。

実は、猫さんが一杯になるまでは、私はお料理が大好きで、瞑想を兼ねていつも作っていたのが、猫さんが料理の邪魔にはいるようになり、作っている最中にケンカやトイレ掃除が入るようになりで、ちっとも落ち着いてお料理が出来なくなっていたのです。

そのため、料理の腕も味も落ち、つまらない日々を送っていました。

それが、最近、落ち着いてゆったりした気持ちでお料理出来るようになり、幸せ感が増したというわけです。

息子などは、可愛そうに、お友達を家に招くことも出来ず、不登校になってもしょうがないという感じでした。

その息子が言うには、「今、死にたいとか思っている人は、あの家でしばらく住んでみたらいい。普通に生活できることがどれほど極楽な生活なのか、わかると思うから」と言い出す始末。

どうやら、用事で再び前の家を訪れて、悲惨な生活だったのを再確認し、今の幸せを噛みしめている様子です。

私も同感です。

仕事にかこつけて、何かと動物病院で泊まっていたダンナも、家に走って帰ってきたりします。(笑)

猫の世話も手伝ってくれるようになり、私も助かっています。

以前は、あの悲惨な家で、一人で掃除をしていたのだと思うと、あの頃の私が可哀想になります。

夜、寝る前に遠隔レイキをしていますが、あのときの自分にも送ってあげたいと思います。(涙)

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