悪徳?リフォーム業者
私は三回も騙されそうになりました。
一回目は、「隣の屋根の診断に来たのですが、お宅の屋根もついでに見させてもらっても良いですか?」というものでした。
「見ても良いけど、うちは屋根なおす余裕ないし。」と言って、仕事に行きました。
夜になってから、その業者が二人で現れました。「お宅の屋根の横の壁なんですけど、穴が開いていて、壁にひびも入ってるんです。」と言いました。デジカメで撮った写真もありました。
何だか、屋根の横の壁に穴が開くなんて、おかしいと思いましたので、「不思議ですね~、そんなところに穴が開くなんて。隕石でもぶつかったのかな?」と言いました。すると、業者は何とか吹き出すのをこらえながら、「放っておいたら、お隣の屋根の上に壁が腐って倒れるかもしれませんよ。」と言いました。そして、「屋根も塗料を塗って補修しておかないと、だいぶへたってますわ~。今ならキャンペーン中ですので、お安く修理しておきますよ。」と言うのです。
二人は、親切そうな笑顔を見せていましたが、どうも、オーラが真っ黒という感じがするのです。きっと壁の穴も自分たちが足で蹴って開けたのだと思いました。それで、お断りしました。
二回目は、床下換気扇です。
「お宅の床下換気扇を取り付けた業者ですが、よその事例で火が出たということがありまして、政府からも調達が出て、一軒一軒調べて回っとるんです。」とのことでした。
私は、火が出たら困ると思い、業者を家に入れ、床下収納庫をあけて床下を見せることにしました。すると業者は床下換気扇のある方向に行かず、何故か風呂の下に行き、「ああ~、風呂の下、露付いてますわ~。」と言っています。「床下換気扇は上手く作動していますけど、取り付け箇所が悪くて、上手いこと換気できてないので風呂のしたに露付いてますわ。もう一台取り付けたらこんなことはなくなりますよ。」と言い出しました。
私は、やっと騙されそうになっていることに気づき、断ろうとしていたら、 うちの猫のトーマスとジャックとユキちゃんが床下に入り込んでしまいました。大騒ぎになりましたが、鰹節で釣ってやっと猫たちをおびき出しました。
それで、「やっぱり、うちは工事系統、無理ですわ。こんなんなりますもん。」と言ってお断りしました。業者の人も、さすがに懲りたらしく、「そうですね~。」と言って帰って行きました。
三回目は「二千円で不要のアンテナを取り外します。」というものでしたが、これは、床下換気扇の出来事から日が経っていなかったので、すぐに断りました。
四回目は、「明日、近所で工事があるのでトラックなんかがこの辺に止まったりしてご迷惑かけますのでご挨拶に来ました。」というものでした。近所中に言って歩いていたので、うちに来た時、「ああ、もう聞こえていましたよ。わかりました。」と言いました。
すると、「あの、奥さんの家、僕ら建築やってるからわかるんですけど、大屋根の雨樋有りますよね、わかります?あれ、ちょっと傾いているでしょ?あれ、ゴミたまってるんですわ。早く掃除せな、雨樋がはずれて落ちてくることもありますよ。気をつけて下さいね。」と言ってきました。
私は「ああ、ありがとう。」と答えました。すると、「何でしたら、今日の仕事の帰りにちょっとだけ、掃除してあげましょか?」と言いました。「でも、お金かかるんでしょ?」と答えると、「いやいや、工事で迷惑かけるんやし、ジュース代、1000円くらいくれはったら、僕らうれしいです。」と言いました。
それで、お願いすることにしました。「今時の若い兄ちゃんも、ええ人おるんやなあ。」と思いながら。
夕方、二人が現れて、屋根に上りました。そして降りてきて、「屋根がだいぶ傷んでいて、スレートがポロポロ取れたのが、雨樋にたまってますわ。塗料で補修しないと、雨漏りしてくるかもしれませんわ~。」と来ました。
私は(またリフォーム業者やがな)と思い、「あ、この家もうすぐ引っ越しますねん。その後は建て替えになると思うから、補修は結構です。」とお断りしました。
一応、雨樋の掃除はしてくれたので、3000円払いました。
「生きていくって、本当に大変やなあ、人を騙したりして稼がないといけないなんて、世知辛い世の中やわあ。」と、リフォーム業者の営業を見て思います。
彼らも、家族を養うために仕方なく魂をブラックに染めて生きているのだと思います。
猫で生きている私は幸せだなあと思います。


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