2025/11/03

地鎮祭に住吉三神が来てくれた話

この話は随分前に、もしかしたらブログに書いたかもしれないのですが、ちょっと探して見つからなかったので、忘れないように残しておこうと思います。


今の家は、住んでから19年経ったのですが、19年前に家を建てる時に、地鎮祭を行うことを希望して、大依羅神社の先代の宮司さんに来てもらったのでした。

うちと隣の妹の家の者と建設関係者が整列して、宮司さんが「かしこみかしこみ〜」とお祈りをしてくれていた時、私は薄目を開けてみたのです。

私の前方には、建設関係の人の車が停まっていて、その車に太陽の光が反射していました。その反射した光は、オリオン座の形をしていました。

それは一瞬の出来事で、隣にいた家族に伝えようとした時には太陽が動いたせいか、オリオン座の形ではなくなっていたのです。


ちなみに大依羅神社の主祭神は住吉三神であり、これは住吉大社と同じですが、大依羅神社の方が古く、「元祖」とも言えると、以前神社系オタクの猫の飼い主さんから聞いたことがありました。

住吉三神は、オリオン座の三ツ星を神格化したものらしいです。

そのことを聞いていたので、宮司さんが祝詞を唱えている時にオリオン座が現れた時は、私は奇跡だと思ったのでした。


あれから19年、仕事、猫、母のことで忙しくて、なかなか神社にお参りには行けなかった私ですが、猫が12匹だけになり、家の用事もかなり楽になって少し余裕ができたので、週に一度くらい、お参りに行くようになりました。

お参りに行けなかった頃は、毎晩、寝る前のストレッチをするついでに感謝の気持ちを念じてました。今も続けています。猫の神様、犬の神様、地球さん、土地の神様、鳥の神様、モルモットの神様にも…


そんな大依羅神社の神様は、もしかしたら霊験あらたかなのではないかと思っています。

去年、妹の就職がうまく行きますようにと妹の代理で祈りました。「もし叶ったらお礼参りを必ずしてね。」と言い置いたのですが、叶った後に妹は、すっかり忘れてお礼参りをしていなかったようです。

すると、買って間もない車で走行中、一旦停止無視の車に横から衝突されて、修理する羽目になりました。

私は、お礼参りしてないのかな?と思って聞いたら、やはりしていないとのことで、すぐに行ってお礼とお詫びをしてくるように言いました。


もうすっかり信者になってる私です。


そりゃあ、地鎮祭で祝詞の時にオリオン座が出現するのを見てしまったら、そうならざるを得ないでしょう。

息子のことも祈りたいけど、無信心な人のことを代理で祈るとバチが当たるので、人のことは祈らず、行っても「こんにちは、ありがとうございます。」だけ祈ります。


神様もお参りに来る人が少なくて寂しいと思います。自分の要求を神様に聞かせるのではなくて、挨拶に会いに来てくれる人を神様は待っている気がしています。

お参りに行くといつも賽銭箱に庭の花を摘んで置いていく方がいます。

きっと神様もその人の心根を喜んでいることと思います。


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2025/10/20

川にゴミを流す人々

Xに、パキスタンやインドの川にゴミを流す人々の映像が流れてきました。

昔はそれでもよかったかもしれないのですが、今のゴミはプラスチックやレジ袋など、地球の浄化作用では分解できないものが多いです。

川がほぼゴミで埋まったまま、ずーっと流れていっている映像を見て、ちょっとびっくりしたのです。

もしかしたら、AIが作った偽動画なのでしょうか?

川にゴミを捨てるから、捨てさせないように川の欄干に高い柵を設置したところ、手前の道路にゴミを捨てていってしまい、道路がゴミだらけという映像も見ました。


もし、その映像が本物だとしたら、日本でレジ袋をやめて、プラスチックゴミを削減しても、地球的解決にはならないように思いました。

人口が増えている国々の人々が、川をゴミ捨て場にしているのであれば、全くの焼け石に水です。


アフリカホームタウン計画のJICA問題が取り沙汰されていましたが、日本のような先進諸国は、発展途上国に行って、ゴミの出し方や焼却場を作るような支援をした方がいいですね。


地球に意識があるとすれば、こんなに湧いた「人間という動物」は、はっきり言っていなくなってほしいのでは?と心配になるレベルです。

大切なのは、母なる地球、故郷を汚さないという教育だと思います。

川がゴミで埋まっている国は、教育が行き届いていないらしいです。

教育もできていない、施設もできていない、集めるシステムもできていない。


どうしたら、自分の国が住みやすく美しくなるのかを考えられるように、まずは一番教育が大切なのかなと思いました。


地球の堪忍袋が切れる前に間に合いますように。


参考にできそうな動画を探しました

https://youtu.be/NdT8ykoDcJY?si=oct-JA_iJToHstuJ


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2025/10/17

猫を虐待する人たち

5年くらい前から、近所に猫を虐待する人が二人いるのです。

一人はネットでも有名になった人で、歩いてすぐのところに住んでいます。この話は今回は割愛します。


もう一人、ネットでは問題になっていない人がいて、純血種のメス猫を10匹飼っていて避妊手術をしない人なのです。たまに脱走したりして、今まで運良く妊娠することはなかったですが、脱走してノミを持って帰ったようで、家がノミだらけになっているのです。

その後、オスのチワワも3匹増えていたのは後で知りました。

誰に入れ知恵をされたのか、犬と猫なのでオスとメスでも大丈夫だと言ってました。


ある日、背中が傷だらけになるので猫の爪を切ってほしいと言って来院して、猫を調べたらノミだらけで、背中の傷はおそらく猫の爪ではなくて自分で掻いて傷ができたものと推察されました。

ノミの薬を勧めましたが「健康に悪い」という理由で断られ、掃除もしないといけないからと言っても「掃除はなぁ〜」と笑って誤魔化して帰っていきました。


待合室ではキャリーに入れて待つ決まりなのに、出して抱っこをして、隣の人に話しかけたりしていましたから、彼が去った後、隣の人の猫にノミが移っていないか心配しながら、待合室を掃除しました。


半年に一度くらいの割合で来院し、キャリーに入れずに隣の人に話しかけるので、私はだんだん堪忍袋の尾が切れそうになっていました。


ある時は「犬の体から小さい虫が湧き出て困っている」と言うので、みたらノミだらけ。

卵が家中に落ちているから、ノミの薬を与えて掃除を頑張らないといけないと指導しても、彼の頭の中では部屋にノミの卵は落ちていない設定になっていて、なぜか猫のトイレから湧いていると思っているのです。

そして、薬は嫌なので風呂に一緒に入ることにしたと言い、「犬と風呂に入る幸せを教えてくれてありがとう。」と言うのです。

去年か一昨年の夏、犬猫を置いたまま1週間行方不明になり、エアコンもつけておらず、近所で大騒ぎになり、警察が出てきて開錠して、連絡を受けた家族が世話をして命を繋いだこともあったと聞きました。海外に行っていたらしいです。


そして事件は起きました。


また背中に傷ができるから猫の爪を切ってくれと言ってやってきたのです。キャリーは持っていましたが、受付を済ませるとすぐに猫を出してそこら辺を歩かせ始めたのです。

空いていたのですぐに順番が来て、診察室に入っている間に待合の椅子を拭きにいきました。

診察室でも院長が説明しましたが、清算の時に私ももう一度「猫をキャリーから出さないでくださいね。」と言ったのです。

すると相手が女だとブチ切れて、「誰もおらんのやから放してもかめへんやろ。」と言い返してきました。それで、「ノミが他の人に移ったら迷惑なので出さないでください。」と伝えました。すると、「ノミは毎日風呂に入れたからもういてないわ!」と言うので、「卵が落ちているからいなくなることはあり得ないですよ。」と言いましたら、「トイレ掃除してるからいなくなった。」「診察室でも院長がいてない言うてた。」と言うので院長に確認したら、蚤取りくしでチェックしておらず、見たところ目立っていないと思っただけでした。

詰めの甘い院長にも歯軋りしましたが、「来年になったらまたノミだらけになりますよ。迷惑なので、うちにはもう来ないでください。」と言いました。

すると取って返して「来年絶対来るからな!」と言って帰って行ったんです。


なんやねん、もう…


ちなみに40絡みの男です。

近所の二人とも、40絡み。


宇宙の法則はプラスマイナスゼロなので、均衡を保つために寄ってくるのだろうか?

私が幸せすぎるから?

ちょっと人助けとかしないとダメかなぁ?ゴミ拾いでは足りないかも?と思う今日この頃です。

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画像は以前AIに描いてもらったもの。モデルはディアナ。

2025/10/15

カワちゃん、ボンちゃん、シャルルの話

「乾いてたからカワちゃん」と命名されたカワちゃんは、現在11歳になるメス猫です。

早朝にうちの家の前に誰かに置いて行かれたようで、もう1匹「ぬれてたからヌレちゃん」と兄妹です。

そのカワちゃんは、少しシャイな猫で、仔猫の頃から人間にあまりベタベタするのが苦手のようでした。

もしかしたら、他にもたくさん猫がいたので気後れしていたのかもしれません。


そのカワちゃんが堂々と甘える瞬間がありました。

それは、ボンちゃんという8歳年上の人懐こい黒猫が、私の膝の上に来て甘える時なのでした。

ボンちゃんが私の膝の上に来るや否や、カワちゃんは私の膝の上にすっ飛んできて、ボンちゃんと一緒にゴロスリゴロスリと甘えるのです。


そのボンちゃんが、去年の9月に亡くなりました。すると、カワちゃんは全く甘えなくなり、「おいで」と呼んでも来ませんでした。ボンちゃんという媒介がないと甘えられないカワちゃんでした。


そのカワちゃんが、最近また甘えられるようになりました。

仔猫の頃にカワちゃんに厳しく躾をされて、カワちゃんのことを怖がっている、現在4歳になるシャルルという黒白猫のことをなぜかボンちゃんだと思っているかのように振る舞い始めたのです。


シャルルが私の膝に乗ると、カワちゃんがプルル〜といってやってきます。

一緒に膝の上に乗ってゴロゴロゴロゴロ。


シャルルは最初、とても戸惑っていました。ついこの前まで、シャルルがイタズラをしないか目を光らせて、少しでも変なことをしたら叱りにきた怖い「ロッテンマイヤーカワちゃん」が、急にそばに来て一緒に甘え始めたのですから。


私も驚きながらカワちゃんとシャルルを両手で撫でて可愛がっていたら、そのうちシャルルはカワちゃんのことを舐めてあげるようになりました。


シャルルっていい奴やなぁ〜と感慨しきりです。


もしかして、ボンちゃんがシャルルの背後霊になっているのではないかと思っている今日この頃です。


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シャルル


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ボンちゃんに甘えるカワちゃんと引きながら見ているシャルル

2025/10/09

青いゴム手袋

コロナ騒ぎがあってから、外食に携わる人たちが青いゴム手袋をはめていることが多いです。


「ああ、自分のバイ菌を人に移さないようにしてくれてるんやなー。」と思っていたのですが、よくよく見ていると違う感じがするんですよ。

青い手袋して食品を触った後に、そのままレジに来てお金の受け渡しとかしてるんですよね。

お金を触った後に手袋を新しくするのかと思って見てたら、しない。

そのまままた食品を触っている。


あれ?もしかして、他人のバイ菌が自分に移りたくないだけ?と思って、それ以来、青い手袋を注視している私です。


手を消毒するアルコールも、それをしたら全てOKみたいな感じで思っている人が多いのか、素手の場合でも、お金を触った後にアルコールだけ吹きかけて手をこするだけが多い感じです。

見ている方は、水で洗わないでアルコールだけ?とドン引きしてるのです。


一般ピープルって衛生観念どうなってるのでしょう?アルコールでは効かないウイルスもありますけど。

私が潔癖すぎるのかな?


「月の癒し」という本を昔読みましたが、1日1回、自分の指の爪を口の中に入れて舐めて、わざと雑菌に晒して免疫力をつけるという話が書かれてましたが、そう考えると、青いゴム手袋でお金を触ってから食品を触ったものを食べさせられるのも、免疫力がついて良いのだろうか?と思う今日この頃です。

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画像はXのGrokに描いてもらいました。

2025/10/08

排水口詰まりの顛末

ここ半年くらい、台所の排水口の流れが悪いなぁとは思ってました。

それがますます悪くなっていき、洗い物をした後の水が流れずにどんどん溜まるという事態に発展しました。

最近、息子が鳥の胸肉を酒蒸しにしてくれと言うので、作った後の油の浮いた汁を流しに捨ててたから、詰まりかけの排水管にトドメが刺さった感じでした。


まず、自分で何とかしてみようと思い、ネット検索をしました。

一番上の方に水道屋さんが書いていると思しきブログが出てきて、色々と試す方法が載ってました。


今となってはどのブログだったのかわからなくなってしまいましたが、そこにペットボトルを押し当てて思い切りペットボトルを潰す方法がありました。空気を一気に流し込む方法でした。手持ちのトイレの詰まり用のラバーカップを使いたくなかったので、私はペットボトル一択でした。


それを試したのですが上手くいかず、もう一度Google AIで検索したら、パイプクリーナーを使う方法があったので、まずそれで中の詰まっている原因物質を柔らかくしてからやってみようと思いました。

それと、詰まり取りのワイヤーの代わりに、水の激落くん洗面台の排水管掃除用のブラシ付きの長細い棒を買ってあったのを思い出し、パイプクリーナーを、排水口の奥の蓋を外して流し込み、30分間放置した後に排水管掃除の棒を突っ込んで、夜中にゴソゴソやってたんですよ。


たまに引っ張り出して先のブラシを見てみると、薄茶色のスポンジを固めたような物体のかけらが付いてました。

「これで流れるはず。」と期待を胸にゴソゴソゴソゴソ。


すると、今まで少しずつ流れていた水が、完全に流れなくなったのです。

「ええ?今、夜中やで、水道屋さん呼ぶの?無理やでー。」と、泣きたくなりながら、最後の頼みで一度つぶしてゴミになってたペットボトルに息を吹き入れて膨らまし、思いっきり排水管に当てて潰しました。1回目は失敗しました。

2回目にまた同じペットボトルを膨らませるのに気が引けましたが、洗面所で先の方を洗ってまた膨らましました。


これは念力も込めないとダメだと思って、エイヤーっと気合を入れてバコッとペットボトルをつぶしたところ、「ブシャー!」と空気が通って一気に流れていきました。


念力が効いたのか何かわかりませんが、とにかくうちの台所は復活しました。


何が詰まってたのか内視鏡を入れて見てみたかったです。

夜中に完全閉塞しなくて本当に良かったです。


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画像はchat GPTに作ってもらいました。

2025/10/05

貧乏神は効く

通勤途中にあるコインパーキングなのですが、月に何度か車止めの辺りにゴミの入った袋を置いていく人がいるみたいで、そのゴミをカラスがつついたり、新しく入って来た車に踏まれたりして散らばり、辺り一面ゴミだらけになって、それがまた風で飛ぶから道路にもゴミが散乱してて。

もう気になって気になって仕方なかったのです。


そいいうのが2年くらい続き、通勤途中の道路に落ちている吸い殻も気になったので、仕事に行く時に、無理のない範囲で拾って歩くようになりました。


コインパーキングのゴミは、管理者が片付けないと埒が明かないと思い、以前はその場所の所有者だったと思える隣のお店に行きました。

すると、そこはまだそのお店の土地であり、コインパーキングの会社に貸している状態だというのがわかりました。

家主から連絡が来るのだったら私がコインパーキングの看板を見て電話をかけるより確実だと思い、お店の方に事情を説明しました。

最後に、「あれを放っておいたら貧乏神が来そうでしょう?」と言い置いて帰りました。

翌日にはきれいに片付いており、私は「あースッキリした!」と思った次第です。


いや〜貧乏神さんありがとうございます。とても効き目がありました。


それ以来、ゴミはたまに捨てられますが、すぐに片付きます。

やはり「元から断たなきゃダメ!」という昔のCMの通りですわ。


吸い殻拾いをしていると、たまに「ありがとう。」と声をかけられます。最初は照れて「テヘッ。」と照れ笑いしてましたが、今度ありがとうと言われたら、「こちらこそありがとう。」とお返事したいと思っています。

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2025/09/25

男たちに守られている

私は外見は髪の毛も短く男みたいな感じではあるが、実は男たちなしでは生きられない人なのだ。

こんなことを言うと、色魔みたいに聞こえるが、話は全く違う。

そういう男狂いの類ではなくて、男たちがいてくれて、働いてくれたり知恵を貸してくれるからこそ、生き延びている「か弱き生き物」が私なのである。


若い頃は、中学の教師なんかしたりして、ウーマンリブ的な考え方に染まりかけていた時もあった。

感謝の心を持てずに要求ばかりして生きていたこともあった。

でも今は違う。

一度目の結婚に失敗して、まず助けてくれたのは、家庭を壊して家を出ていた父だった。

猫を1匹連れて住むところを探していた私は、希望するマンションに、不動産屋の父のコネで入居することができた。

その後、猫に死なれて落ち込み、アルバイトを辞めたがっていた私に、自分の会社に私を事務員として雇いたいと提案してくれたのも父だった。

再婚することになり、増えた猫を連れて引っ越す家の手続きも父が手伝ってくれた。

その恩返しに、もっと猫が増えて今の家に引っ越す時は、父の会社が建てた一戸建てを購入した。

夫がクレイマーの飼い主に追い詰められてノイローゼになりかけた時も、誘い出してくれて元気になった。


その夫はその後立ち直って、今も元気に働いており、生活に困ることもない。仕事は私も手伝っているので、忙しいけれど充実している。

還暦を過ぎたら年金のことも詳しく調べてくれて、のちのち困らないように、色んなことを教えてくれるし手筈を整えてくれている。

男友達のような関係で、一緒にスーパー銭湯に行くのが楽しみな毎日だ。


息子はいち早くITに目覚めていて、まだ中学生くらい(20年以上前)の時に私にホームページの作り方を教えてくれて、そのお陰で動物病院のホームページは誰にも頼らずに自分で作っている。

真面目に働く夫のお陰でGoogleの評価も高く、顧客の開発に繋がっている。


以上のような結果から、私は男無しには生きていけないと思っているのです。


男たちに感謝して、私にできることは住みやすい家を維持することくらいなのだが、将来が不安だった若い頃は、まさかこんな未来が訪れるなんて思っていなかった。


感謝の心って大事やなぁと感慨深い今日この頃です。

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2025/09/15

明日香村に行った時の話

若い頃、奈良県の明日香村が好きでした。

小学校の遠足の時に見た亀石をもう一度見たいと思っていました。


時が過ぎて、高校の時の同級生が明日香村の子でした。(Yちゃん)

とても遠いのに、毎日電車を乗り継いで高校に通っていて、途中で私と合流する形になり、よく話をしながら通学していました。

彼女は親の示す道を生きるのが辛そうでした。決められたレールがあり、自分の意のままには生きられないとのことでした。


私は親が何も生き方を教えずに家庭を崩壊させたので、逆に親から構ってもらえるその子が羨ましかっのです。

親にレールを敷いてもらいたかったのに放り出されたと思って生きていたから。


大学生になり、仲良し四人組で日帰り小旅行をすることになり、私は明日香村を提案しました。

久しぶりに明日香村のYちゃんの家に寄って顔を見て帰りたかったので、その旨連絡だけして小旅行に出かけました。


亀石、飛鳥寺など、貸し自転車で訪ね歩いたあと、最後に立ち寄ったYちゃんの家で、座敷に上がるように勧められ、なんと西瓜をご馳走になったのでした。

こんな丁寧なおもてなしをしてくれるなど、想像もせず、ただ顔を見て帰路に着く予定だったので、お土産も用意せず、恐縮しまくった私。


ところが、一緒に行った仲良し四人組の友達の一人が、お母さんに言われたらしくお土産を用意してくれていたのでした。

「育ちが良いというのはこういうことだなぁ、私は赤っ恥だわ。」と自分の育ちの悪さを恥じました。

そして、お土産の助言をしてくださった友達のお母さんに、「お陰で失礼にならずに済みました。」と心の中で感謝して胸を撫で下ろした一幕でした。


人間、生まれたところで生きるのは、道端に生えている雑草と同じです。

Yちゃんは誰もが羨む美しい花と生まれて、私は道端のネコジャラシ(エノコログサ)と生まれたのだろうと思います。


Yちゃんは幸せにしているだろうか、どうか、今は自由な心で生きていてほしいと願う今日この頃です。


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https://www.asukamura.jp/

小学生の頃の夏の思い出

お盆休みは、母が私たち姉妹を連れてお墓参りと挨拶に行き、その後は母は帰宅して、母方の祖父母の家に何日かお泊まりするのが定番でした。

母方のおじいちゃんと叔母がプールに連れて行ってくれるのも定番になっていました。


服部緑地プールと、近くのサボテン公園のプール。

毎年、夏になるのが楽しみで、遊んでもらったことを今も感謝しています。


家業は日曜日が営業で、ほとんど親に遊びに連れて行ってもらったことがなく、記憶にあるのは、約束して行った遊園地が雨で台無しだったこと。


今は祖父母も亡くなり、独身だった叔母だけになっていて、叔母も後期高齢者の仲間入りしています。


母は、叔母が将来一人になることをとても心配していて、一緒に住んであげないといけないと言っていました。

いやいや、認知症なのに余計に負担ですわ。気持ちはわかるけれども。


叔母との思い出は、従兄弟たちと一緒に楽しかったプールの一場面が思い浮かびます。

その時の恩を一生忘れないと思っている私です。

また、叔母を守ることが、母の遺言のようなものだと思っています。


と言っても一緒に住むわけではないのですが。


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«惑星連合があるとして、そこに加入できるとしたら、地球はどうなっていくべきだろう