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2017/12/31

景色が急に灰色になった日

40歳になるかならない頃、景色が急に灰色に変わったことがありました。

夫の仕事を手伝って、早く事業の借金を返したいから朝から晩まで働いて。

動物病院に捨てる人がいて、家の猫がどんどん増えて、それを一人で世話をして、晩ご飯も家で作って、猫の砂はお金がかかるから古新聞を替えて替えて替えまくってキリキリ舞いをしていたある日、りんごを丸ごと食べようとして喉に詰まりそうになったその時に、急に周りの景色が灰色になったんですよね。

「燃え尽きた」

言葉にするとそうなるのだろうか?燃え尽き症候群とかいう言葉があったけど、それだろうか?

それから仕事でキリキリ舞いして生きるのが怖くなってきて、仕事の量を減らしました。

考えたら家で猫を50匹一人で世話をしているのに、その上フルタイムで仕事を手伝うなんて正気の沙汰ではないと思える。

一日中放ったらかしにすると、臭いが大変なことになるから、途中で自転車を走らせて帰って、猫トイレの掃除をしたり洗濯物をたたんでから、また夕方手伝いに走り、夜はスーパーに寄って食材を買って帰って料理して、また猫のトイレ掃除をしてと、今考えたら、自分を褒めてあげたいですわ。

若かったなぁ。

今、猫の数は半分くらいになったけど、それでも何でだか寢る時間が前よりも遅い。どんくさくなったからかしら。

仕事は、2012年に、また夕方から手伝うようになったから、終わるのが夜の9時になって、晩ご飯は作れなくて外食ばかり。猫のために長生きしたいのに。

まぁ、でも、景色は今のところ灰色にはなっていなくて、それは、韓流ドラマのお陰もしれません。

あの、灰色の時は若かったから、世の中の仕組みも何も分かってなくて、ただがむしゃらに生きていた。

燃え盛る炎のように生きていて、ある時水をぶっかけられて、火が消えたように見えたけど、今は灰の中に種火みたいな火が少し殘っていて、「殘った時間で終活しないと。」と考えている今日この頃です。

猫の終活。

これが一番悩ましいです。




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