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2017/03/23

父の水泳訓練

父が子供の頃、転校して友達もいなかったので、近くにある池に遊びに行っていたらしいのです。

そこに、近くの軍の施設から兵隊さんたちが来ていて、一人でいる父に声をかけてきたそうです。

「坊主、泳ぎをおしえてやろうか?」と。
子供だった父は、喜んで教えてもらうことにしたそうなのですが…

岸にあった小舟で池の真ん中まで連れていかれて、いきなり池に放り込まれたそうです。
泳いだことが無い父は当然溺れて、必死にもがいたそうです。「もうダメかもしれない。」と思った時に、兵隊さんが手を掴んで小舟に引き上げたそうです。

父が溺れている間、兵隊さんたちは笑っていたそうです。

父は、思い出話をする時に、いつも「それで泳ぎを覚えた。昔はスパルタ方式やったんや。」と懐かしそうに言います。

母も、父の話に相槌を打ちながら、自分も親からそうして泳ぎを教わった旨の話をしていました。

大人になってから、またその話を聞いた時、私は、「本当にそうだろうか?」と思いました。

もしかして、兵隊さんたちは、憂さ晴らしをしようと、貧乏で友達のいない父に泳ぎを教えると言ってイジメをしていたのではないのだろうか?

そう思いました。

相槌を打っていた母も、アンタは兵隊さんたちにいじめられててんやで。」なんて事は言えなくて、空気読んで同意していただけなのではないだろうかと。

もしも、ダンナがそんな話を始めたら私は絶対に、「そら、お父さん、勘違いやで、イジメイジメ。」とか言ってしまいそう。

父は、自分が日本の兵隊さんに殺されかかったとは思いたくなくて、そんな美談を作り上げたような気がする私。

タイムマシンがあったら、その現場に見物に行ってみたいなー、そう思います。

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