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2017/02/24

日系人が飼ってた三毛猫の話

言葉が少したどたどしいなと思っていたら、日系ブラジル人だったという方がいました。

年は50歳は過ぎていたかなぁ。

捨て猫だった三毛猫を1匹飼っていて、大切に可愛がっていたようでした。猫の性格をみたら、大切に扱っているのが感じ取れました。

彼女は一人暮らしで、日本に働きに来ていたようでした。

ある日、動物病院に一人で現れて、医者から舌癌だと言われ、入院することになっていると言うのです。
その間、三毛猫を預かってくれないかという相談でした。

手術で、舌をほとんど取らないといけないらしく、退院後は話ができなくなると医者から言われていること、麻酔で死ぬかもしれないこと、けれども猫を放ったらかして入院もできないのに、日本の知り合いには断られるし、預かってもらえるところがなくて、ここに相談しに来たと言うのです。

孤独に一人で暮らし、捨て猫を可愛がっているこの人が、私はとても可哀想に思えました。

猫のことを心配して、さめざめと泣く姿に私は心を打たれて、後先顧みず、入院の間、預かる約束をしました。「万が一の時は、自分が引き取って里親探しもします。」と、気がついたら言ってたんですよね。

ご本人はとても喜んで、涙を流しながら「ありがとう」と言ってくれました。私も「いいことしたな〜。」と思ったことでした。

約束の2週間が過ぎて、果たしてお迎えに来てくれるのだろうかと心配になってきた頃、彼女は満面の笑みで三毛猫を迎えに来ました。

舌癌が前よりもとても小さくなっていて、手術の時に担当の先生も驚いていたこと、舌は全部取らなくてもすみ、ほとんど残ったので普通に話ができるのだと、教えてくれました。

一体、どんな奇跡が彼女に起こったのだろうと、今でも不思議です。

先日、洋猫ミックスの猫ちゃんのことで私は助けることができなかったから、どうしてあの時は助けられて、今回はできなかったのだろうと、考えていました。今回のことで、前にした善行はプラマイゼロになってしまったような気がしました。

違いがあると言えば、飼い主さんの猫に対する思いかなと思います。猫を心底心配しているのか、邪険に思っているのか。

今思えば、邪険に思われている洋猫ミックス君を助けてあげたかった。猫目線で考えると。私は人目線で断ったんだと思います。

今からでも助けられるだろうか?
昨日は動物管理センターにはまだ来ていないとのことだったけど…
そんな考えがグルグル回る今日この頃です。

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