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2016/08/14

採用前研修の時の思い出

中学の新任教師として採用されて赴任する前に、採用前研修というのがありました。

その時に配属された学校が、同和推進校でした。
被差別部落が地域内に存在する学校は、当時は「同推校」というカテゴリーに入っていました。今はどうなっているかわかりません。

地域を学ぶ意味で、見学したりしました。

確かに他の場所とは違い、建物は古く、狭く、割れたガラスがそのままになっている文化住宅の一室があったりして、バブル真っ盛りの日本の中で、異質な感じがしました。

その中で育った子たちは、初めから人生を諦めていて、勉強はしないし、非行グループに入ったりしていたのです。

採用前の純粋だった私は、なぜか猫に好かれるみたいに、その子たちに好かれました。

それで一生懸命、「諦めたらアカン」とか、「部落でも貧乏でも、とにかく勉強だけ頑張っといたら、何とかなる」とか言ってました。

日本では、国家資格を取るのに貧富の差は無いと思っていたし、弁護士だって医者にだって、頑張ったらなれると思っていたのです。

確かに恵まれた家庭の子に比べたら、それは茨の道かもしれないけど、何もしないで諦めるには若すぎると思っていたのです。

何十年も経ってから、そんな人が実際に現れました。
大阪維新の会の橋下さんです。

あの時に励ました子たちでは無いと思うけど、頑張ったら弁護士にもなれるし、政治家にもなれることは、証明されたとは思います。

そこからもまた茨の道が続くなんて、あの頃の私にはわからなかったけど…

原発を止めると言っといて選挙で勝ったら「やっぱ無理」と言ったので、あの時はガッカリしましたし、それ以来、信用できないと思っていますが、色々なしがらみでああなるしかないのは今となっては理解できます。(全てはお金の世界だしね)

採用前研修が終わって本採用になった中学校は、研修で行った中学校のすぐ近くでした。

ある日、励ましていた子の一人が、卒業後に私の赴任先に遊びに来ました。他の在校生のところに来たので偶然だったのですが、私を見て声をかけてくれて、オマケに「この先生いじめたら殺すど。」と脅してました。
お陰で、私は授業をサボってタバコを吸っている3年生に、おちょくられずに済みました。

「平日の昼間によその中学に遊びに来るって、何やってるの?」と突っ込みたいところでしたが…

あの時のあの子たちは元気にしているのかなぁ。
自分の子には諦めずに済むようにしてくれていたらいいのだけど。
彼も、45歳くらいになっているんだと思うと、感慨深いものがあります。

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