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2016/08/29

南阿蘇村の思い出

小学6年生の時に、祖母と妹と三人で、熊本に住んでいる祖母の友人の家に遊びに行きました。

祖母の友人は、当時は裕福になっていたけれど、子供の頃は、家業を手伝って無理な姿勢で働いたせいで、頚椎の骨が変形して神経を圧迫するので、体が不自由で、歩くのも大変でした。

地獄温泉という温泉がとても良いと知って、祖母に湯治に行くのを手伝ってほしいと頼んできたようでした。

ちょうど夏休みで、それなら孫も連れて行こうとなったのか、私たち姉妹も熊本に行ったのです。

その、地獄温泉が九州のどこにあったのか、土地勘のない私は気にしたことがなかったのです。一度、どなたかが、このブログかTwitterで、「阿蘇の麓にありますよ。」と、教えてくれていたと思います。

それが、はっきりと場所を特定できたのが、「熊本の地震で南阿蘇村の温泉の人たちが孤立している」というニュースでした。

それで、南阿蘇村にあったんだというのが、私の脳内に初めてきちんとインプットされた次第です。

南阿蘇村の地獄温泉は、垂玉温泉(たるたまおんせん)のすぐ上にあり、歩いて行き来出来ました。

道路の側にある垂玉温泉の露天風呂も好きでしたが、山の中にある地獄温泉の露天風呂は、とても気持ちのいい場所でした。

露天風呂の上に上がると、岩から変な味の温泉のエキスが染み出していたりして、ワイルド感がいっぱいでした。

そこに1ヶ月くらい、私たちは小さな部屋を借りて自炊しながら、温泉三昧をやっていたのです。

洗濯物は、山から湧き出す水を竹の筒(プラスチックかな?)に引いてきて、簡単な洗面所兼洗い場のような流し場で、固形石鹸を使ってゴシゴシ洗うのです。

石鹸も、あまりたくさん使ったら水が汚れるから、襟元とか、汚れの多いところだけにして、あとは水でザブザブ洗ってました。

洗濯は、私の係になっていて、毎朝、朝ごはんを食べ終わったら、洗濯をしに、露天風呂の近くにある沢の水場に行ってました。

お年寄りたちがやっているゲートボールを一緒にやったり、熊本の小学生たちの遠足に混じって山に登ったりしました。

赤とんぼが、とてもたくさん飛んでいて、大阪育ちの私は、ビックリしたものです。

山登りについてきた祖母が、漆に触れたらしく、帰ってきてから皮膚がかぶれました。
それも、地獄温泉の下の方にある白い泥の溜まっている、皮膚に良いとされる温泉の泥を、全身に塗りたくって、早く治すことができました。

お茶目な祖母は、通りがかる人たちに、インディアンの真似をして、「アワワワワワー!」なんてことをやって、笑わせていました。

全然知らない人たちを笑わせるなんて、おばあちゃんってスゴイなと、私は思ってました。

そんな、楽しい思い出の詰まった地獄温泉と垂玉温泉が、地震で道路が寸断されて孤立していると知り、あの思い出の風景は、どうなってしまったのだろうか?と、悲しかったです。

余震も毎日のように起こっていて、4ヶ月経っても落ち着かない熊本地方。

早く平穏な日々が訪れますように。

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