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2016/07/14

父方の祖父のこと

父方の祖父は、早くに亡くなっていて私自身会ったことがないので、周りの人(特に祖母)から聞いた話がメインなのですが、けっこう、その後の子孫の心に楔を打ち込んだ模様なので、書いておきたいと思います。

父方の祖父は、手先が器用で、メガネ職人だったそうです。月給も5円(10円だったかな?)で、当時としては多い方だったそうです。

祖父は気が優しくて、困っている人を見たら自分のことを放っておいても助けたくなる人であったらしいです。

優しいけれど気が小さくて、人から嫌なことを言われると、ついついお酒で紛らわすようになっていったそうです。

時は太平洋戦争が勃発して、どんどん息苦しくなっていき、眼鏡の仕事も無くなって、軍需工場に働きに行ったりしたようです。

私が小さい頃、祖母は、亡くなった祖父の性格と私の性格が似ていると言いました。

アル中になって、最後には「早く死んでくれたらいいのに。」とまで思ったこともあったらしいのに、可愛い孫が、その祖父に似た行動を取るので、祖母も祖父のことを許したのかもしれません。

真夏に汗ビッショリの富山の薬売りのおばちゃんが来たら、「薬を買うたげて」といったり、捨てられた仔猫を拾って帰る私と祖父が、祖母からみたら似ていたらしいです。

アル中で働かず、病気になって早死にしたせいで、家は貧乏のドン底になり、父も祖母もとても苦労して、やっと経済的に這い上がってきたのに、結局、家庭が崩壊したのは、元をたどれば祖父のアル中だと、今となれば思います。

祖父と私は似ているから、私は祖父の生まれ変わりかもしれないと思っているのですが、そんな私が、もしも言いたいことも言えないあの時代に生まれていたら、きっとアル中にならざるを得ないだろうな…とか思ったりします。

だから、家族の中で一番祖父のことを理解して許しているのは私かもしれません。(会ったことないけど)

その後の家族に、呪われたチェーンが繋がっていき、一時はとても悲しい不幸な気分で生きたこともありました。

けれど、祖父があんな風になったのは、時代のせいもあるのではないかと思うと、私は祖父一人を責める気持ちにはなれないのです。





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