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« 淀屋橋のホームレスのおばあさんの事から考えたこと | トップページ | みどりばあちゃんの思い出 »

2016/04/04

猫は食客だったと思う話

太平洋戦争前までは、猫って「食客」的な扱いだったように思います。

蔵に隠してある米をネズミに食べられないように、警備員として、屋根を貸す形で共生していたんですよね。

猫は、概ね食べ物を自力で調達できるから、人間たちは適当にご飯に鰹節をまぶした「ねこまんま」を少し与えて、家に居着いてもらえるようにしていたんだと思います。

だから猫は自由で束縛を嫌い、冬の寒さからは守られて、人と共生してきましたが、戦後からだんだんと人間側の環境が様変わりして、どんどん自然から離れていくのにつれて、猫も自然から離れてしまい、今や狩りができる猫は、都会にはほとんどいないと思われます。

私が大学を卒業する頃までは、大阪市の外れはまだ田舎で、飼い猫のフラウボウは、毎日狩りをしていたのに。

だから、ほとんどフラウボウのフードを心配することも無かったし、トイレも草むらでしてくるから要らなかった。

でも、あれから30年経ってみると、野良猫でさえ、誰かに食べ物をもらわないと生きていけなくて、トイレにできる空き地もなくなって、「あぁ、昔が懐かしいなぁ。」と、思うのですよね。

猫が食客だった頃、テレビもスマホも無かったけど、幸せだったなぁ。

15年くらい前に、まだ田んぼを持っている農家のおばあちゃんが、「狩りのできる猫の里親になりたい。」と言ってきたことがありました。
長年警備員をしていた猫が高齢で亡くなり、新しい警備員を探しているとのことでした。
猫がいなくなった途端に、米蔵にネズミが住み着いて困っているとのこと。
早速、野良猫出身の若いメス猫を紹介したところ、猫の声を聞いた途端にネズミがいなくなったと喜んでもらえました。

こんな、のどかな話が聞けたのは、もしかしてあれが最後かもしれないと思う今日この頃。
あの時の猫さんも、老齢になって引退したのだろうか?
当時は放し飼いをされるのが嫌だと思っていたけれど、蔵付き庭付き田んぼ付きの家にもらわれて自由にさせてもらえるなんて、今思うと玉の輿だったかもしれない。

少しでもそんなのどかな風景が長く残ってもらいたいと、私は願っています。

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動物たちの話」カテゴリの記事

コメント

自分も猫が悠々と地域を歩き回り、人もそれを受け入れていた時代を思うと無性にのどかで懐かしく思います。
今でいう「地域が全体で子供(人間の)を育てていた」と評される頃で、昭和の香りいっぱいで郷愁を誘います。

「ねずみを取るために猫を飼う」ありましたね~!
そのことを「食客」と称するのはあくび猫様の教養の高さのためでしょうか?または心潤す「韓ドラ」の影響大でしょうか?^^

しかし余程の人里離れた僻地でない限りは、実は田舎も厳しいんですよ~!
猫を放すのは交通事故や感染症が怖いのみでなく「人」も怖いのです。
どら声出して鉄パイプ振り回して猫を追い回しすオジサンが当たり前にいますし、犬や猫に毒入りの食べ物巻いたりしますから。
どんな田舎でも今ではテレビの影響で情報だけは都会と同じく提供されるゆえ、そこに対する人々の意識だけが「脱田舎化」しており「猫を助ける人は一様に悪い奴」になりつつあります。

猫も常に人間に隠れて行動しています。のどかに歩いている猫なんてこの田舎でも見ませんね。
では「捨てられ猫」が皆無になったかと思いきや、生ゴミの日にうっかり5分以上ゴミ袋を玄関先に置いておくと全部引きちぎられているほどに空腹極まる猫ちゃん達は身近に潜んでいるのです。

「飼い殺し」と思ってしまう痛みもとても想像できるのですけれど、猫ちゃん達は「あくび家」のおうちの中にいて、お外よりずっと幸せで守られていると思います。猫のスペース、愛称とかあるから確かに悩ましいですが、今ではよっぽどの離れ小島においてでないと猫は外で幸せに生きることは困難になっていると思われます。
岩合さんの番組に出てくる外国の猫ちゃん達は洒落たカフェで人と共存してたり、当たり前に洒落た民家の周りにくつろいでご飯もらっていたり、教会にまで行く?猫さんがいたりして信じがたい光景です。

あくび猫さんもご存じかも知れませんが、砂漠のオアシスの住居で猫sや犬やウサギやガゼルにラクダ・・果てはキリンのお世話までされてる・・はなももさん(https://twitter.com/hanamomoact)と言う方のtwitterの写真や動画を頻繁に見に行ってはうっとりしたり、羨望したりしています。

なんと言っても、家の周りは砂漠・・・猫砂なのでございます。誰に気兼ねすることもなくし放題・・・・猫連れ、犬連れで毎日お家の周辺の砂漠をお散歩・・・散歩中はめったに人に出会うこともなし・・みたいです。もしかしたら散歩コースも私有地内なのかも知れませんが(^^)。

ああもう、きっと乾燥してるから臭いもなく清潔が保てるんでしょうねえ・・・
夕暮れの砂漠の砂丘を楽しそうに走り回る猫達の姿の幸せそうなこと・・!

とにかく、砂漠は干からびて死んじゃう恐い所という私の無知な印象がぶっ飛んで、砂漠は猫飼いの楽園じゃあないか~!しまった~~っ、うっかりだった~嫁の行き先間違えた~と叫ぶ私に夫が「オバハン何訳の分からないこと言うてるねん」と突っ込み続けてる今日この頃です。

すみません。ブログの内容とずれたコメで。

ちなみにうちのニャンズは全員本物のネズミを見たことがないと思います。鳥も窓から眺めてるだけだし・・やっぱ不自然な生活ですよねえ・・・


追記。

都会ゆえ、一つの部屋に感染症の猫をまとめて同居させなければいけない生活って…
やっぱり、たまらなく辛いですよね。
同じ感染症同士だけがいるならまだいいのですが、いろいろ一緒にせざる得ない。前々から「キツイだろうなぁ、それを看ている人間の気持ちは」と痛感していました。
自分のことで想像したら、うちは獣医さんの旦那さんもいないし気が変になりそうで涙が出る……

現実問題、猫数は違うけれど、これから老猫達が次々発症していく病に、しなくてもいい想像をしては鬱になってる自分なので、たくさん飼ってる方の痛みを想像するだけで「あくび猫さんよくやられてきたな!」って深い感慨とねぎらい、感謝の念が大きいです。

でも「飼い殺し」と思って苦しんでるってお読みする度に、そこは猫さん達はそう思ってないように思うのでした。
人は思わざる得ないけどね。

私は以前は放し飼いで、いまのように苦労しないで猫を飼ったけれど、それが原因で死なせてしまってます。
こんな狭い住宅地の小路で何故か早朝車にはねられて死なせた2歳の猫や・・・

ある朝、台所でいたずらしてた猫が「ごきぶりホイホイ」を足にくっつかせて取れないまま2階に来て・・・
寝室でまだ寝てた我々の前で自慢げに、ホイホイにかかってたネズミをバリバリ食べだして!
何度思っても超馬鹿だった我々夫婦!!
すぐに奪えばよいものを「なんだ~ねずみかぁ」って笑いながら見てて。
それっていうのも、我が猫達はその頃外でしょちゅうネズミや鳥やその他捕まえては飼い主の前に自慢げに置き、
内臓と頭を残してぽいっといなくなる。
そんなのが日常だったから。

ところがホイホイに捕獲されてたのは新鮮なネズミじゃないから相当恐ろしい菌が一杯だったんでしょうね。

猫はそれが原因で亡くなってしまいました。
しかも他の猫も飲み水を通して何かの菌に感染したらしく、酷い苦しみ方で死なせてしまい…

今では完全室内飼いを徹底し、家に入り込んだ変な虫を加えて来る度に神経質になって、大切に飼ってきたつもりがやたら高齢化して病魔に侵されている。
なんか、どれがいいんだか、正直わからなくなりつつある自分なのでした。

玲香さん

そうそうそうそうー!と思って読ませてもらいました。
慰めの言葉も頂き、ありがとうございます。

私は20年前に富山から大阪に戻り、以前のように猫を出入り自由にさせて飼った時期がありましたが、2年くらいの間に5匹ほど交通事故やパルボの感染と思われるような症状で死なせてしまいました。
それ以来、閉じ込めるようになっなのですが、ずーっと何か変だと思ってたんです。
その答えが、人間が変だからだったんですけどね。

その原因が、何でもお金に結びつけるようになっている社会のあり方とか、お金のためなら自然は破壊して当然とか、そういうことに結びついていきます。
猫砂代もバカみたいですよね。すぐ捨てるものに一袋500円とか。

つい先ほども、避妊去勢で猫ちゃんを連れてきた方の、ご両親のワンちゃんが、動物病院代が無理になってきて、放置していて可哀想と嘆いておられました。年金暮らしで1ヶ月3万は無理ですよねぇ。

せめて放置しなくても済むように、料金を安くしてあげてくれないかな?と願います。

yukoさん

砂漠のオアシスのようなコメントありがとうございます。

家の周りが砂漠。
オシッコやり放題。
夢のような光景ですね。

日頃、頭の中に「ドナドナドーナードーナー」と流れそうになるのを振り払って、ユーミンの歌なんかを口ずさむ私には、想像しただけで体から邪気が出て行く気がしました。

何しろ、アスファルトすぎるし、コンクリートすぎるし、車だらけだし、草が生えたらすぐ抜かれるし…

瀬戸内海の島の砂浜の近所にでも移住できたらなぁ〜、でも、津波が来たらどうしよう〜とか、あーでもないこーでもないと、思ったり。
でも、私がいなくなったら、この町は…とかなんとか。

私もそのブログ、見に行ってみます。

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