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2016/03/18

高岡の大工さんの思い出

富山県の高岡市に住んでいたことがあって、そこに小さい家を建てたことがあります。

一階は倉庫で、上の階に住居を作りました。

その時の大工さんが、とても素晴らしい方でした。

「手抜きをしない」がモットーで、柱に釘をガンガン打つなどはもっての外、ましてや釘打ち機などは論外でした。

木に亀裂が入らないように、まずドリルで穴を開けて、ネジで止めておられました。

その当時で60代くらいになっておられたから、今は80歳を超えているかもしれません。元気で生きておられたらいいのですが…
今となっては、会いに行くことも確かめることもできないので、思い出の中にいる人です。

大工さんは、60絡みなのに、とても澄んだ目をしていました。
そのキラキラした目で、「如何に木を大切に扱って、長持ちする家を作るか」ということを、見物していた私に、ポツポツと話をしながら仕事をしていました。

私も、なんで大工さんのところにいて、そんな話を聞いたのか、思い出せないのですが、当時小さかった息子に、大工さんの仕事を見せてあげたかったような気がします。実は私は、「男に生まれていたら、大工さんになりたかった」と思っていたのです。

そうそう、家がほぼ出来上がった頃に、階段に手すりを付けてほしいと頼んだので、後から来て作ってくれるのを横で見ていたんだっけ。多分、その時に聞いたのだと思います。

階段の手すりは、大工さんが柱に使うような材木を、ノコギリで切って、カンナで削って、とても立派なものが出来上がりました。
まるで神社仏閣のものみたいな無垢の木でできた手すりでした。

諸事情で、その家には少ししか住みませんでしたが、あの時の大工さんの気概を受け継いで行こうという気持ちで、ずっと生きてきました。

今は、猫の避妊去勢手術の手伝いをしていますが、手抜きをせずに、長生きができるようにと、工夫を重ねてやってます。

高岡時代には、もう一人、私に影響を与えたおばあちゃんがいますが、その話はまた今度。


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