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2016/01/21

昔あった出来事〜ホームレスさんと犬の物語〜

10年以上前の話です。

知り合いのボランティアさんから、ホームレスさんの犬の里親探しを手伝ってほしいとのことで、当時は珍しくパソコンをいじれた私が、里親募集のサイトに掲載依頼をしたことがありました。

とても犬を可愛がっていたのに、急に犬を置いたまま、ホームレスのおじさんが行方不明になってしまい、犬が2匹、おじさんの住んでいたテントから離れようとしないので、犬の世話をしていた人づてに頼まれて、テントのある公園の近くに住んでいた知人が、テントの撤去の前に犬を連れ出すことになりました。

うろ覚えですが、かれこれ1ヶ月以上、その場を離れなかったように記憶しています。その間、心ある人たちから食べ物をもらって命をつないでいたようです。

テントの撤去が始まって、衝撃の真実がわかりました。

おじさんは、テントの中で亡くなっており、白骨化した状態で出てきたのだそうです。

「そういえば、テントから蛆虫が落ちてきていた」と、犬のご飯を持ってきていたおばさんが後から言っていたそうですが…(はよ気ィつけよっ!と、心のツッコミ)

テントを撤去するまで、おじさんは犬をほったらかして失踪したと思われていたのでした。

「それで、犬がそばを離れなかったのか…」と、周りの人たちは腑に落ちて、さて、犬をどうするかということになりました。
このままだと保健所行きしかなかったのでした。

仕方なく、一旦、知人が自宅に連れて帰り、里親探しをダメ元でやることになり、私に白羽の矢が立ったのでした。

しばらく近所の鉄工所が、敷地内に犬を預かってくれたりもしました。

私も、元ホームレス犬だし、ダメかもなぁ〜と思いつつ掲載依頼をしたところ、1匹が、里親募集の申し込みを頂いて、なんと、もらわれることになりました。

お家には、九官鳥だったと思いますが、小鳥が放し飼いになっているとのことで、心配したのですが、小鳥に悪さをすることもなく、見事に順応してくれて、めでたくお試し期間が終了し、玉の輿に乗りました。

もう1匹は、この文章を書くにあたって確認したところ、愛想が悪かったので里親探しは諦めて、そのまま知人の家で飼うことになり、去年、亡くなったそうです。

あの事件から、10年以上経つのだなぁ…
今も、里子に行った子は元気で、2年ほど前にも中之島祭りのバザーに遊びに行った時に、偶然再会したのでした。

ホームレスのおじさんが、天国で見守っている気がした、そんな出来事を、ふと思い出しました。

こんな出来事を思い出すと、事情のある犬や猫の里親になってくれた人に、「きっと良いことがありますよ。」と、心から感謝の気持ちが沸き起こり、胸が熱くなります。
きっと、天は、みてくれていると思います。

不思議なことに、ホームレスの人が飼っている犬は、だいたい性格がおとなしく、忠誠心が厚いのです。
四六時中、飼い主と離れずにいるからではないかと思われます。


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