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2015/03/14

空気を読む話

「空気読め!」とか、「KY」(ケーワイ 空気読めない)という流行語が、数年前に流行りました。

それで、その場の空気を察して気を回すことができる人が偉い人のように、語られていました。
日本では、それ以来、空気読む練習をずいぶんしてきました。

もともと、日本人は空気を読むのが得意な方です。
それで相手の気持ちを察して、望むサービスをしたり、製品を作るから、良い面も確かにあります。

けれど、それが行き過ぎると、「NOと言えない」ことになっていくのではないかと思います。
はっきり伝えないといけない場面で、相手が自分の気持ちを察してくれるのを待つようになり、しまいには相手を逆恨みするなどということが起こってくるのではないでしょうか?

自分が空気を読み、相手にも空気を読むように求める姿勢は、国際的、政治的なお付き合いにも影響が出て、本当は避けられるいざこざを招いている気がします。

たとえばこんな話です。

職場でわりとできる人がいたとします。
でも、はっきりとものが言えなくて、空気を読むし、相手も空気を読んでくれると思っているとします。

自分は、相手を察してあげて、一生懸命相手を補佐してあげるのに、相手はちっとも自分の必要を察してくれなくて、いつもしてもらってばっかり。
そんな関係が同僚の中で出来上がったらどうでしょう。

みんな「あの人がしてくれるから。」と言って仕事をさぼるようになるでしょう。
でも、みんなに「もっと働いてほしい。」と言えなかったら。
「こんなに髪を振り乱して働いているんだから、少しは察しろよ!」と、しまいには怒りが爆発してしまうのではないでしょうか?
おまけにそのことに気が付かない上司にも怒りがこみあげてくると思います。

たとえば、原発のことや政治のことは、空気を読むと、話をしてはいけないことのように感じます。
それで、なかったことにして見て見ぬふりをするうちに、自分の首を絞めていることに気が付いている人はどれくらいいるのでしょう。

小規模経営の社長が必死になって働いていて、従業員にももっと頑張ってほしいと思っていても、口に出して言えなくて、「こんだけ経営者が必死になってるのに察しろよ!」と思っていても、従業員は働くでしょうか?

社長はそんな従業員は辞めさせて、いつでもクビにできる派遣社員を雇おうと思うでしょうか?

従業員は言われないことはしないのです。
給料をもらって働いている以上、なるべく少ない仕事で満額の給料をもらいたいと思うのが人情です。
仕事をダラダラやって、残業代を稼ごうと思っているかもしれません。
社長がかわいそうだから、サービス残業でもなんでもして助けようなんて言う人は、もう今の日本にはいないと思います。

このような状況なので、派遣社員の会社は大繁盛です。

逆に、ブラック企業なんていうのもありますが、これは社長と社員の立場が逆転していて、社長が「おまえ空気読めよ。」と強く出ていることになるでしょう。

ということで、空気を読みすぎるということは、「百害あって一利なし。」ということなのです。

言うべき時には言うことが大切です。

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