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2012/07/15

猫の慢性腎不全

うちの家には、一時期猫が60匹もいて、ストレスが猫に与えるダメージというものを観察する機会がありました。

進んでこんなことを観察したくもなかったのですが、ストレスは猫の腎臓に大ダメージを与えることを観察していました。

まず、メスに多いのが、風邪引きの後、腎炎となり、慢性腎不全に移行してしまうというパターン。
オスに多いのが、ケンカの後、怪我をして化膿したりした後、慢性腎不全に移行してしまうというパターンです。

どちらも早く気がついて、抗生剤を投与すると、かなりダメージを受けなくて済みます。

これはどういうことかとずっと考えていましたが、鍼灸の学校で臨床医学各論などを学んだ後、ある結論に至りました。
うすうす感づいてはいたのですが、言葉にする自信がなかったのです。

その結論とは、猫が細菌に感染すると、かなり高率に自己免疫が暴走または迷走し、自分の臓器を攻撃してしまうということです。ストレス状態にある場合は、もっと確率が高く出てきます。
細菌をいち早く抗生剤投与で押さえることができると、腎臓に対するダメージは少なくて済みますが、ちょっとうっかりして見逃すと、あっという間に腎臓の機能が低下してしまうのです。

風邪を引いた後、やたらと水を飲みたがるようになったとか、怪我をした後に、たくさん水を飲みオシッコの量が増えたなどというのは、慢性腎不全の軽い状態になっているのです。

腎臓が弱くなると、体内の水分がオシッコになってでてしまうので不足がちとなり、唾液の減少から口内炎が起こったり、腸内の水分の減少からは便秘がちとなります。

これらを予防するには、ストレスの軽減と、ストレスを挽回できるようなリラックス状態を作り出すことだと思います。
多頭飼育であれば、部屋を分けたりすること。トイレの砂もいつもきれいにすること。この、トイレの砂の件は、多頭飼育の場合には膀胱炎や尿路結石を防ぐ意味でも重要です。トイレを争って取り合いをしたりしますので、たくさん設置することも必要です。

1匹飼いの場合でも、テレビの音がうるさすぎたりする場合は注意が必要です。
騒音から逃げられる場所を作って上げたりすることなど、とにかく色々なストレスを避けることが大切です。

野良猫で、暑さ寒さから逃げられないような暮らしをしている猫や、しょっちゅうケンカをしたりいじめに遭っている猫も、そうなってしまうかもしれません。

そういう観察から、猫にとって一番良い暮らしとは、人間の家で暮らして守られながらも、自由に散歩などができる環境であると思います。
でも、これはそこらじゅうに自動車が走っている現在では難しい話です。

人間にとっても猫にとっても息苦しい時代となりました。


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動物たちの話」カテゴリの記事

コメント

ああ、もう・・・耳と胸が痛むお話です。心当たりありありかも・・・

それにしても猫達のため野中の広い一軒家に住みたいです。
広い縁側があって、土間もあって・・高い床と風通しの良い床下。猫の登りやすい木々。水車小屋に、納屋・・ニャンズ達ご自由にどこででも過ごしてね・・って感じ。。

ところで、うちのダンナの叔父ですけれど、風邪をこじらせ、腎臓を悪くして人工透析生活です。
風邪から腎不全になる?って不思議に思っていたのですが、あくび猫さんのお話を読んで、疑問が解けました。

猫も人間も風邪を侮るといけないと肝に銘じます(◎o◎)/!

yukoさん

そうそう、風邪は万病の元です。
人間の場合、IgA腎症とか、IgG腎症とかあるんですけど、猫にもきっと同じような作用でなっていると思うこと多々です。

コロナウイルスの伝染性腹膜炎のことを、前にも一度書いたと思いますが、これも、おそらくは免疫の暴走です。

今の動物医学界では、コロナウイルスが癌化するとかなんとか言われてますけど、私はそうではないと思ってます。

想像なのですが、コロナウイルスって元々ちょっと免疫が勘違いしそうなフックを持っていて、免疫が弱くなったときに、通常とは別の免疫系統が作動してそのフックに大々的にくっつくのではないかと・・・
そして、フック以外の血管とか色んなところにくっついて、悪さをするのだと思ってます。

だから多頭飼育などのストレスがダメなんです。
でも、うちでの経験ですが、引っ越しの後、残っていた工事の騒音で発症してしまった子がいました。
引っ越しの上に知らない大工さんが騒音を出したので、免疫が暴走したのでしょう。(涙)

ああ、ほんとにyukoさんが夢見る野中の一軒家に私も住みたいです。

ああもう~~(>_<)FIPーーーーー!と聞きますと
くーーーっ!悔しいーーーー!ああ、爆発すると収拾がつかなくなるとこが、原発と同じだーーー憎たらしい==
!と取り乱してしまいます~~。

免疫力が弱ったところで、免疫に勘違いを起こさせ爆走させてる・・・・って!!ホンマに恐ろしい刺客ですわぁ(T_T)。

多頭飼いがやむを得ない場合、免疫力を上げる補中益気湯とかの漢方を予め投与しておいた方が良いのかもしれませんねぇ。(まあ、飲ませるのが大変ですけど(@_@;))

それにしても、ストレスが全ての疾病に繋がっていると言っても言いすぎじゃないかもしれませんね。

ああ、そう考えるといよいよストレスレスな環境を作ってやらないとと思うのですが、なかなか思うようにできません。まじで野中の一軒家でのんびりと暮したいですわぁ。

ところで、あのサーズ(SARS)の原因ウィルスもコロナウィルスだということなのですが、SARSに唯一聞いた薬が板藍根という漢方薬らしいです。

yukoさん

わあ、バンランコンの情報、ありがとうございます。早速調べてきました。

東洋医学的には実熱を取る薬なので、免疫の暴走にはぴったりかと思いました。
でも、体力の弱い子には使えなさそうなことを書いてあって、ちょっとガッカリ。
「これは、腹膜かも?」と思ったときが吉日で、弱る前に使うといいみたいですね。

補中益気湯は、苦いらしいですね。
でも缶詰にこっそり混ぜたらいけるかも?(笑)
以前、私は帰脾湯をベベちゃんに混ぜてあげてました。
ちょっと補中益気湯に似たお薬ですが、味があんまり苦くないです。

SARSの時、コロナ陽性の猫は片っ端から殺されたのではないかと心配しておりました。
猫には元々コロナがいるのに、検査をして陽性だから殺処分とか、やりかねませんよね。

狂犬病の予防注射をしていない無登録の犬も、オリンピックの前に粛正されて、見つかり次第飼い主から取り上げて、道ばたでたたき殺すというようなことをしていたみたいですから・・・(号泣)

ああ、すんまそん、yukoさんまで泣かせてしまったかも。

人間の勝手でいったいどれだけの数の動物達を殺してきたんだろう?と考えると、もう暗澹たる気持ちになってしまいますーーーー(懺悔!)

昨日も、人類が居なかったら大和川(があったとして)清流なんだろう。大阪湾から陸を眺めたら鬱蒼とした森が見えるのだろう・・・とか妄想して、妄想の中の大和川でひと泳ぎしてしまいました。(^^ゞ

板藍根、実はTNRしようとして捕獲したらFIPだったツクモに使ってみました。おっしゃる通り初期に使用できたら良かったのですが、板藍根の存在に気づくまで時間が経過してしまっていました。でも少し効果があったのではないか?と思います。
診断後すぐピュアアガリスクも使ったのですが、板藍根の方が良かったかも・・それとも併用の方が効果が上がる?とか色々考えてしまいました。

ついでに白状すると、後期の復水の除去に何かないかと考え、随分迷いましたが柴苓湯を与えてみました。

これは思った以上に効果があり腹水が随分引いたのですが、やはり迷っているうちに時間が経過してしまったので、もっと早く与えた方が良かったのか?いや与えること事態いけなかったのか?という疑問が残っています。

結局ツクモは助かりませんでしたが、東洋医学の観点からFIPの治療をどなたか研究してくださらないかなあと切実に思います~~~鍼灸も効くかもです~←←(暗に研究をお願いしている様子(^^ゞ)

お久しぶりです・・・
多頭飼いって・・・何匹ぐらいから 入るんですかね・・!?
うちも以前5匹だったけど 1匹亡くなって 現在4匹です
これって 多頭飼いですよね(・.・;)
5匹の時はトイレは3個~4個設置してましたが 4匹になって2個に減らしましたが 大丈夫かなぁ~

風邪は万病のもと・・・
昔の人は 良く言ったもんですね・・・

yukoさん

柴苓湯ですね。調べてみます。
情報、ありがとうございます!

昔、FIPの猫に、クラスターの小さい水と銘打ったミネラルウォーターを与えてみたら、急に元気になったことがありました。
30匹くらいの猫が一緒に飲むので、お金が続かず、断念してしまい、その後、その子は亡くなりました。
お水をやめたとたんに元気がなくなったような気がしていますが、実験途中だったので、わからないままなんです。

鍼灸では、栄水穴とか合水穴、腎経、脾経を使うと良さそうです。


RIKOママさん

四匹だったら多頭飼育でも少ない方ですよ。
うちみたいな崩壊寸前の数の場合に、ストレスがかかりすぎて病気になりやすくなってしまいます。

うちは、今、子猫を入れて25匹ですが、トイレの数が9個です。2~3匹に一個の割合です。

すごい納得できることばかりでした。
うちの猫らも 今の住居に引越ししてから
みるみる太って(いくら食べても痩せていく時期がありました) 以前よりやわらかい物腰になり
でも よく走り回るようになりました。
猫に 騒音やストレスは本当に命取りだと
改めて実感してました。
病院より、ちょっと遠くなりましたが よろしくお願いしますcatconfident

美輪さん

猫様達のストレスがなくなって良かったですねぇ。
どんなに愛されてても環境的なストレスがあると、厳しいですから。

良かった良かった。(^o^)

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