« 猫が歯止めになっていた | トップページ | 学習障害 »

2011/02/16

大人になるってどういうこと?

子供の頃、大人とは清く正しくて、弱きを助けるものだと思っていました。
思春期頃になると、何かが違ってきたんですよね、これが。

子供の頃は、捨て猫を拾ってもなかなか飼ってもらえなくて、「大人になったら、絶対に猫を助ける人になるのだ。」と思っていました。
早く大人になりたかったものでした。

ところが、ふたを開けてみると、賢い大人っていうのは、人を操るのが上手くて、嘘が上手で、されど他人からは良い人だと思われている・・・それが賢い大人の条件であるようなことを、周りの人たちを見ていると感じるようになってしまいました。

一人前の大人になるために、私は子供の頃の純粋な心にフタをして、30才くらいまでは、そういうのを手本に生きたと思います。
けれども、どうしても上手く嘘がつけないし、嘘をついたら病気になるし、他人によく見せようと生きるのも大変だしで、「もうアカン。」と思っていたときに、海辺で布袋に入れて捨てられていた仔猫を見つけてしまいました。
大人らしく見て見ぬふりをしようとしている私を5才の息子が叱ったのでした。

「それでも大人か。」と。

そういえば、子供の頃って、大人は弱いものを助ける偉い人間のことだと思っていたことを思い出し、「どれ、ちょっくら仔猫でも助けてみるか。」と歩き出してからが、私の第二の人生の始まりだったのだと思います。

今は、こんなちっぽけな存在の私でも子供の頃の理想のように、ちょっとは猫たちを助けられたし、良かったなと思います。

私は獣医の妻という立場上、あまり目立つことはできないのですが、猫を助ける人に、「助けやすい環境」を用意するくらいはできるし、きつい薬を使わずに病気を治す勉強をするように、夫に助言するのもできるし、とりあえず、子供の頃の夢は実現しつつあるなと思います。

本当の賢い大人とは、世の中をよくしていけるように、与えられた環境の中で毎日コツコツと、思慮深く、今を生きる人のことなのではないのかなと思うようになりました。めでたしめでたし。

« 猫が歯止めになっていた | トップページ | 学習障害 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

捨て猫怒られましたか?うちは全然怒られなかったです。いつも猫が自然に居ついて、自然に居なくなっていました。(これは今考えたら恐ろしいですが、外だし自由で手術の無い時期許して下さい)17歳くらいになって初めて手術しました。でも犬と猫は毎年仔猫を産んでも棄てたことも無いですよ。みんな貰ってもらったり自分家で飼ったりしてましたから。家で最後の犬が亡くなってからは辛かったので、結婚しても飼いたいとは思いませんでした。まあ、毎年2度は田舎に帰らないと行けなかったので・・・・
やはり、拒むと反対の性格になるんですね・・・・

めいぴーさん

幸せな子供時代ですよねー。お母様が優しかったから。
うちは、長屋で庭もなくて、案の定放し飼いで、となりのお屋敷の庭が猫のトイレ状態だったから、ばあちゃんが、猫を増やさないように厳に気をつけていました。
メスの猫で、シーズンを迎えるといつもいなくなっていたのは、ばあちゃんが長居公園に捨てに行ってたんではないかと子供心に思っていました。(涙)
だから、拾ってもまた捨てられるという気持ちが働いて、なかなか自由に猫を拾えなかったです。
のちに、オス猫だったらある程度飼ってもらえたので、それはそれで良かったんですけど・・・大学一年の時に、メス猫を妹が拾ってきて、ばあちゃんを説得してはじめて避妊をしました。
なんと楽なことか!と思いましたわ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 猫が歯止めになっていた | トップページ | 学習障害 »

他のアカウント