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2007/06/26

ハナちゃんとロコタン

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ハナちゃんは、動物病院のスタッフの自宅の前で放浪しているところを保護された、迷子犬なのです。

歳もいっているし、きっと可愛がっていた人がいて、探しているだろうと思って、スタッフは警察に届けました。最近は、警察に届けたら、必ず二週間預けないといけないということで、ハナちゃんは一旦警察で保護されることになりました。

預けてから十日たっても飼い主は現れませんでした。警察では水とドライフードをあてがわれるだけで、適切な治療などは一切ありませんでしたから、ハナちゃんはだんだんと弱り、立てなくなるくらいになっていきました。

警察の担当の人によると、もう長く生きられないと判断した場合は、二週間たっていなくても動物管理センターへ送られて殺処分となるということでした。

スタッフの自宅は借家で、一匹だけ犬を飼っても良いことになっていて、すでに一匹飼っていました。

私もダンナも、実はハナちゃんがかわいそうで、何とかしてあげたいと思っていました。せっかく保護されても、何も手当をしてもらえずに、食べにくいドライフードばかりあてがわれても、回復できるはずがありませんでした。

ちょうど、動物病院で居候していた犬様が逝去してから何ヶ月かたったところでした。それで、ハナちゃんを動物病院の警備担当として来てもらうことにしました。スタッフも泣いて喜んでいるし、私たちも幸せでした。

平日はスタッフたちが交代でハナちゃんのお散歩に出かけます。日曜日はみんないないので、ハナちゃんはお散歩無しだったのですが、たまたま私が動物病院に両替をしに行ったとき、ハナちゃんが散歩をしたそうにしているので、「めんどくさいな~。」と思いながら散歩に行くことにしました。

ハナちゃんは首の鈴をりんりん鳴らして、まるでサンタのトナカイのように、不思議な飛び跳ね方をして、駆け出しました。

やってきたときは歩けないほど衰弱していたけれど、今はよたよたしながらも、お散歩ができるまでになったのです。走るときは飛び上がったみたいにひょこひょこ走るのです。

動物病院から出て、マンションの角を曲がろうとしていたら、後ろから「ニャ~!」という声がして、ロコタンが走ってついてきました。

ロコタンは、ハナちゃんの足下を一緒に歩いて、ずっとお散歩についてくるのです。時々先に行ったり後になったりしながら、動物病院の周りをぐるっと一回りします。知らない人が来たらさっと植え込みに隠れますが、ミエミエです。

ハナちゃんとロコタンがうれしそうに私についてきてくれて、私もうれしくなって、「あ~、生まれてきて良かったわ~、こんな幸せを経験できるなんて~。」などと思いました。

「これは、毎週お散歩をしないと損だな・・・」と、思います。

天国って、こんなに身近にあるのですね。∈^0^∋

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コメント

とてもいいお話ですね。
読んでいるこっちもうれしくなります。
世の中には色んな喜びがありますが、
身近な喜びが一番うれしいですね。

ねこ朗さん

そうなんですよ~。

ロコタンは誰にも抱かせないけど、私にだけ抱っこをさせてくれたりもします。

う~んマンダム!(なにがやねん!)

と、満足してしまいます。

ハナちゃんは、嬉しそうに笑っているみたいに見えます。

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