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2007/01/21

お水を飲ませましょう

膀胱炎が治らない、またはすぐに再発する犬や猫の飼い主さんに、私はアンケートをとっています。

簡単な質問なのですが、

「この子のお水はどういうふうに出していますか?お水はたくさん飲みますか?」

という内容です。

膀胱炎になりやすい犬や猫の飼い主さんには、答えに共通点があることがわかってきました。

まず、お水は、朝入れ替えると、水が入っている限りは、新しいお水を替えたり足したりしない。

そして、膀胱炎でトイレが近いので、なるべくトイレに行かなくて済むように、量を、少しだけ与えるようにしている。

などと答えるのです。

これは、まったく逆のことをやっていることに、気づいていない様子です。

体内の水分が少ないと、膀胱の中でストラバイトなどの結晶ができやすくなる・・・これは、小学校の時に、食塩を水に溶かす実験で習ったことがあると思いますが、水が多いほど、たくさん塩が溶けるのです。ということは、水が少ないと、塩は、溶けずに残ってしまいます。

膀胱の中の水分量が少ないと、この、食塩を溶かす実験と同じことが、膀胱の中で起こっているのです。

細菌なども、水分が多いと流れて行きやすくなりますが、水分が少ないと、どうしても膀胱の中に残る率が高くなります。

その結果、膀胱炎がなかなか治らない体質になっています。抗生剤を与えても、与えているときだけ少しましになりますが、与えなくなると、早晩再発します。

飼い主さんに考えてみてほしいのです。自分が朝、水を飲んだときに、一度口に入れた水をコップに戻しておいたとします。それが、残っているからと言って、昼に、それを飲めるでしょうか。「この子は、あまり水を飲まないんです。」という、飼い主さんには、そのあたりの視点が抜けています。

トイレに行く回数を減らすために、水を飲まないようにすれば、体の悪いものが溜まっていき、しまいには病気になります。人間だったら当たり前の話です。水分量が少ないと、血液がドロドロになって成人病を招きやすいと、毎日のようにテレビでやっています。

機会があるたびに、お水を洗面器くらいの大きさの器に入れてあげて、一日三回交換してあげてくださいと、お願いしています。

私は最近、隠居状態で、動物病院でこのお話が出来る相手は、尿閉で入院している猫ちゃんの飼い主さんぐらいしかいないので、もっとたくさんの方に知ってほしいと思い、ブログに書いた次第です。

もう少ししたら、頑張って家の掃除を早く片づけて、動物病院に早く行き、こういうお話しをたくさんの方にしていけたらなあ・・・と考えています。

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コメント

あくび猫さんはじめまして。いつも楽しみに読ませて頂いています。たらこと申します。
今日の記事はまた「目からウロコ…!」でした。
そうですよね~、自分だったら時間がたった水なんて飲みたくないと思うのに…!
そういう思いやりに欠けていました(>_<)!
ウチの次男坊、最近は落ち着いてますが、過去に2度「おしっこ詰まり」になってます。
常にきれいな水に変えてあげる、これすごく大事だったんですね。
教えていただいてよかったです。
これから気をつけてあげます。
ありがとうございました!


たらこさん、はじめまして!

お一人でも、このことを知って頂けると、うれしいです。

まわりの人にも、教えてあげてくださいね。∈^0^∋

人間も同じですよね。
わたしも膀胱炎になったときはとにかく水をたくさん飲みました。
健康な時でもお水をたくさん飲んでしっかりと毒を体外に流すのがいいみたいですよね。
キーモの代わりに水をたくさん飲んで、癌細胞を流してしまった人がいるって話も聞いたことがあります^^

キーモって何かと思ったら、癌の化学療法のことですね!さすがはCOCOさんはアメリカ在住ですね~。

私は癌になっても絶対化学療法はしないと思います。動物病院で、化学療法をしていて完治したのを見たことありませんから・・・

本当に、お水は大切です。 朝食抜き二回食でお水をたくさん飲むと体によいと甲田光雄先生の本に書いてあります。

猫さんでも同じですよね。

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