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2005/07/31

脱走牛と子牛の夢

最近のニュースで、妊娠五ヶ月の黒い雌牛が、脱走して、大捕物騒ぎになったということを知りました。

追いかけ回されて、疲れ切って捕まった雌牛は、膝小僧をすりむいて血を流していました。

その雌牛が、食肉にされるために売られていく道中だったのかどうかは、聞き逃してしまいましたが、ニュースの映像を見ていると、雌牛の悲しみが伝わってきて、私も辛くなりました。

自分が妊娠中に、もし、殺されると知ったら、黙って殺されようとするだろうか。どうにかして生き延びようとしないだろうか。そんなことを考えました。

夕方のニュースの時も、翌日の情報番組でも、牛をただの「肉」として話しており、大好きなキャスターの小倉さんも、「自分の家に飛び込んできたら良かったのになあ~」なんて言っていたので、私は、誰も牛の心を慮らない様子が悲しかったです。

それ以来、肉料理の肉を見ると、その雌牛のことを思いだし、気持ちが沈みます。
家族が食べるので、自分も見ないわけにはいきません。

世界中で肉として飼育されている動物たちに、申し訳ない気持ちになります。人間の貪欲さ、身勝手さが申し訳ないです。

先日、夢を見ました。

とても、はっきりとした夢で、まるで、その町が本当にあるかのようでした。

どうということもない都会の下町の風景。マンションや団地の囲まれた一角に、ぽっかりと空き地があって、大きな木がそびえています。木の横に、古ぼけた文化住宅が建っており、何故かその横に小屋が付いていて、それは牛小屋なのです。

文化住宅の二階の廊下には猫が昼寝をしており、牛小屋の前には、白と黒の柄の子牛が昼寝をしておりました。
午後の日差しが暖かそうでした。

私が近づくと、子牛は目を覚まし、私の方をじっと見ました。
そのかわいい顔といったら。

「なんとかわいい子牛だろう、飼い主はどこにいるのだろう。こんなところに放っておいたら迷子になりはしないだろうか」などと、思っているうちに目が覚めました。

目が覚めて、「ああ、かわいい子牛だったなあ。あんなかわいい子牛を食べることなんて、出来ないなあ」と思いました。

でも、実際は、牛乳が余ると捨てています。牛乳は、子牛から横取りをして搾っているのにです。料理もします。

私たちは、あまりにも傲慢な生き方をしていると思います。けれど、きっと、「それがあるうちは、そうしてしまう」と思います。豊かさを失ってからでないと、人間は行いを改めることなど出来ないのではないかと思います。

今、地球環境を守らなければ、人間の住めない星になってしまうと言われ始めています。けれど、「あるうち」は、それを実感として受け止めて行動に移す人は少数派です。

肉食、ビールやコーヒー、たばこ、石油、原子力など、私たち先進国の人々は、あらゆる豊かさを牛耳っていますが、これを辛抱して、世界人類で分け合おうなどと真剣に思う人などいるでしょうか。

そんなことを思っている私も、冷房をつけていますし、残り物を捨てています。

地球が生き残るためには、もしかして、人類の淘汰しかなかったりして・・・
理性で地球を守れるだけの度量は、今の地球人には無いように思います。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

なるべくお肉、食べないようにしているけど
食べなくてはいけないときは、
「ごめんなさい。私のこと恨んでいいよ」と思いながら
残さないように食べます。

殺されて、刻まれて、商品化されてるのに
あまったからと捨てられてしまうのは、あまりにしのびないから・・・

ゆうべ、TVを見ながら、何気なく「デリカシーないなあ。」と言っていると、だんなが横から、「あんたもデリカシー無いで。昨日、人がカツ丼食べようと思って口開けたところで、牛の話、したやろう。」というのです。

すかざず、「そやけど、あんたかて、私がお肉見るのツライって分かってるのに、平気でカツ丼頼んでるやんか。デリカシー無いのん、どっちやのん。」と言い返してやりました。

だんなは、「うまいこと返してくるなあ。」と一本取られておりました。(笑)

キリさんは、優しいですね。動物の気持ちを分かってくれている人が、あちこちにいると知っただけでも私はうれしいです。

生きてる牛見て「おいしそう」って言う人種がいると知って
虚無感に襲われました。

この前、ドラマみてたら、大きな海老を、生きたまま七輪(?)で焼いて食べるというシーンがありました。
レストランの名物料理のようでした。

料理されて出てくるのは食べられるけど、
目の前で死んでいくのを見るのはいや、というのは
偽善なんだ、ってわかってはいるんですけど・・・

すみません、何が言いたいんだか、わからなくなりました。

居酒屋さんとかの前に水槽があるところってあるでしょう。

あれも、辛いなあ。

何かねえ。待っている間、退屈で泳いでいるのを見ているのに、その後、その中の一匹が料理されて出てくる・・・

そりゃ、活きがいいのはわかりますけど。

みんなが肉食をやめたら世界が平和になると、医師の甲田光雄先生も言っていましたけど、そういう世界になるには、あっぱり「あるうち」はアカンのでしょうねえ・・・

私もそれに近い気持ち、子供の頃になったことあります。
その時は、ブタニクが豚さんの肉だと気付いたことがきっかけでした。
でね、はっと気付くと、
シャケは、きっと魚のシャケを切ったもので、私の大好きなキャベツは、畑で育っていた植物だったんだああ!
お米だって命あったのに、ああああああ~と思ってしまいました。
(ちなみに幼稚園児だったので、その気持ちを上手に伝えられなくて、食べないってことでしか反応できませんでした)

結局その問題は保留のまま、食べなければ私が死ぬ、だから食べなければならないという矛盾した思いのまま、食べる、を選択していきました。

食べ物がおいしい、と感じる自分を素直に認め
生き物の命を頂いている、という感謝と、
矛盾を持って生きなければならないという覚悟というか、
そういう部分からも視線外さないという強さが必要ですよね~。

そういう強さを持っているあくび猫さんは素敵だなあと思います~

あの牛さん、そういうことだったんですね。

はじめまして、『猫の幼稚園日誌』の記事からこちらにおじゃまさせてもらいました。
私、ほんとの意味でのベジタリアンじゃないのですが・・・たぶん。
肉、食べれないのです。
牛は昔学校の帰り道に処理場があって、その少し手前の信号で牛を積んだ車が止まった時、牛の目から大きな大きな涙が・・・
ものすごく悲しそうな声で「モ~」っと一声。
長いこと牛肉が食べれませんでした。 
いつの間にか食べるようになっていたのですが、ここ5年ほど前からまた食べる気がしなくなって。
豚は『ベイブ』という映画を見てから食べれなくなりました。
鶏も食べれません。
そのくせ卵は平気で食べ、魚や野菜も平気で食べます。
魚や野菜にだって命はあるのに・・・って思うのですが。
人間、霞を食べて生きていけないですものねぇ。
ただ一つ、私が必ずしていることは食事の時に手を合わすということです。
神様に感謝ではなく、私の為に犠牲になった命への感謝です。
こう言う私も、飼い猫にはササミを与えるし・・・
人間ってやっぱり矛盾だらけの生き物ですねぇ。。。
ごめんなさい、長くなりました。またおじゃまさせていただきます。
猫ちゃん達によろしく。

同じです~。

私も子供の頃から、キュウリとお米とマヨネーズくらいしか食べることが出来なくて、親たちが苦労しておりました。

動物園へ行っても、ちっとも楽しくなくて、「あのぞうさん、足元ウンコだらけや。くさいし、可哀想。あの豹、なんで檻の中をずっと行ったり来たりしてるんやろう。」とか、そんなことばかりでした。

連れて行った親も、子供が喜ばないので、もう連れて行ってくれませんでした。(..;)

遊園地は好きだったんですけどね。

大人になってから、田舎の動物園で、チンパンジーだったかゴリラだったか、メスがオスに交尾されていて、それを、大人たちがジロジロ見ていたんですよ。

他のところは閑散としているのに、そこだけストリップ劇場みたいでね・・・

メスの方は、悲しそうな目でこちらを見ていました。

人間が檻に入れられて、好きでもない男に交尾されているところを宇宙人に観察されたら嫌だろうなあ。

その時も、チンパンジーだかゴリラのメスさんに同情してしまいました。森で好きなオスと結ばれたいだろうなと。

クー子さん、初めまして。(^_^)

うちの近くにも鶏のギロチンをおいてあるところがあって、学校から帰ると、もう終わってはいるのですが、会社の人がギロチンを洗ったりしていて、道路には血が流れているのでした。

大和川の向こう岸に、昔、豚小屋があって、大雨が降った時に川から水があふれ出し、大和川の堤防に避難させられた豚が次々と足を滑らせ、川に転落していくのを目撃してしまいました。

溺れる豚をどうすることも出来ず、可哀想でした。

牛さんの涙、可哀想ですね。

うちのだんなは、学生時代、大動物の獣医を目指していたらしいのですが、経済至上主義の畜産のあり方について行けず、小動物の獣医になったそうです。

ちょっと病気になると、「つぶす」ということで、生きたまま首をはねられるそうです、やはり、牛は泣くそうです。

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