ノンちゃんとビーちゃんのことから得た希望
ノンちゃんとビーちゃんは、マンションオーナーの老婦人が亡くなったあとに、10匹の猫が路頭に迷い、引き取ることになった猫です。
2匹とも2022年の11月に亡くなりました。今回は前回の追記になります。
http://nekoota.tea-nifty.com/akubineko/2023/01/post-a07aae.html
ノンちゃんとビーちゃんは、老婦人がベッドで抱いて寝ていたということで、一番家の猫の数が少なくてストレスが少なそうな私が引き取ることにした猫たちです。
ビーちゃんはカルテを調べると、当時7歳だったようで、亡くなった年齢は16歳。
ノンちゃんは14歳で亡くなったことになります。
やはり環境の激変は、猫たちの体を蝕み、ビーちゃんはストレスからの多食により糖尿病に、ノンちゃんはストレスからの口内炎でご飯が食べられなくなっていきました。
老婦人の家にいたら、きっともっと長生きできたと思うと、残念です。
ビーちゃんが亡くなり、相次いでノンちゃんが亡くなった後、私は不思議な経験をしました。
夜、寝ようとしてベッドに入った後、別に泣きたくないのに涙が溢れて止まらなくなりました。泣くと鼻が詰まるし泣きたくないのに。
まるで自分の体ではないみたいにコントロールできないのです。
それで、なんとなく、老婦人が2匹を迎えにきてくれて、感謝で泣いているのだと、私は悟りました。
ノンちゃんとビーちゃんは、老婦人がずっとそばで見守っていたし、それを感謝してくれていたんだと私は感じ、精一杯のことをしてきて良かったと思いました。
高齢者は、亡くなった後、残された猫を心配してしばらくこの世にいるようです。猫が亡くなった時に一緒にあの世に行くために。
こういう経験は今回だけでなく、榊原さんというおじいちゃんのココちゃんの時にも感じました。
榊原さんが亡くなって一年目のお盆の時期に、ココちゃんはてんかん発作のようにひきつけをおこして、その後何事もなく4年生きて16歳で亡くなりました。その発作の時に榊原さんが来ていたような気がしたのです。
それまで我が家に馴染めなかったココちゃんが、急に馴染んだからです。
だから、身寄りのない高齢者の猫たちは、きっと死んだ後には飼い主さんに会えているのだろうな、猫が亡くなるまで、見守って待ってくれているのだろうなと私は思っています。
今後は、高齢者とボランティアと猫がwin-winになるようなシステムが、だんだんと形になって頭の中に現れてきたので、マインドマップを書いてまとめておきたいと思うようになり、足腰が痛かった私の体調も少し良くなってきました。
私自身はメインとなって動くことは難しいので、やる気のあるボランティアさんにアイデアを教えてあげたいと思います。
成功例を作って、このシステムを他のボランティアさんも参考にするようになり、全国で泡のように増えていくように、そんなシステムを残したいという希望ができました。
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